先週は何十年ぶりかの家族旅行に行っていた。
本来なら、父も交えて行くつもりでいたが、父が亡くなり、母と妹家族との家族旅行となった。
極めてプライベートのことなので、詳細は省くが、大変良い旅行だった。
少年時代、いつしか親とか家族との旅行に気恥ずかしさを感じて億劫になっていたけど、中年になると億劫さはなくなったものの、気恥ずかしさだけは残っていて、恋人と旅行に行くようなワクワク感は無くて、それでもなんか安心感と言うか、いつもの延長線上にある非日常と言うか、まさに旅行と言う感じだった。
帰って来る場所としての家族がまるごと移動しているんだから当然なんだけど、見る景色や空気がいつもと違うのに、一緒にいる人たちはいつもと同じで安心感とともに幾ばくかの苛立ちを感じる。
で、思ったんだよね。半年に1度くらいこういうのも良いなって。普段は質素にしてても、半年に1度くらいこんな体験ができるなら、それで人生っていうのは幸せなんだと思う。