幸福のヒント?

僕による僕が幸福になるための、ヒント集にするつもりだけど、だいたい愚痴、ときどき妄想、たまに詩っぽいの

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父の49日法要が終わった。これで、父は晴れて天国へと旅立ったのだが、お盆で帰って来る。忙しいな。

7日間の修行を7セットで、49日。実際、良くできた理屈で、ひと心地付く頃に、ふと悲しみや寂しさを感じる頃に、また葬儀のときのような忙しなさで、引き締まる。厄払いの時も思ったけど、風習ってのは存外に理に適っているものが多いのかも知れない。

今年3月後半から、入院してしまったので、父のいない日常。いつしかそれが普通のことになっていた。

なんなら、僕は言えば、カナダにいた1年弱と一人暮らししていた10年。そして、父が単身赴任していた3年位?は父のいない生活が普通だった。そして、子供の頃は、父はほぼ仕事で日曜日や夏休み、そしてせいぜい朝食時しか一緒にはいられなかったから、父が引退し、僕が実家に戻り、在宅で仕事していたこの7年間が一番言葉を交わし、共に時を過ごした時間だったとも言える。それが突然、でもないのだろうけど、年齢的に考えればそう遠くない未来にこうなることは覚悟はしていたけど、それでもあまりにも早かった。

親孝行らしいことの一つもできず、心配ばかりかけていたけれども、不詳の息子ではあるけれども、もし許されるなら、また父の子として生まれたい。そして次こそは生きているうちに感謝を伝え、またこの子を子供として迎えたいと思ってもらえるようにしたい。

言語化して、対象化することで僕のこの気持ちは多少なりとも扱いやすくはなったのだけれども…でも、次から次へと涌出で来るこの思い。それを、いちいち言語化して処理するにゃコストが高すぎる。なので、49日とかそういう風習、因習、ある意味で、形骸化してしてもしなくても良くなったイベントってのはありがたい。それを理由にできるから。