地球と言う日本語には、球体って意味が含まれていて、その言葉が生まれたあとに生まれた僕には、地球が球体であることに疑いも無く受け入れていた。
そもそも論で言うと、球体の上に立つなんて事が、僕の人生には発生しなかったから、地球が平面であるか、球体であるかなんて、疑問に思うより前に、知識を受け入れてしまった。
だけどね、多分、地球が球体であるかどうかなんて、船乗りしか差し迫った必要性を感じることのない知識だろう。
僕らは教育によって、世界の形を捉えているけれども、それは、知識として得たもので、大半は体験したものでは無いだろう。つまりはさ、僕は、少なくとも僕は殆どの場合、体験ではなく、過去の歴史から得た知識によって世界を捉えているのだと思う。そして、おそらくだけれども、僕以外の多くの人にとっても同じようなものだと思う。
と、なるとだよ。僕らは体験してない事実を真実として信じて、世界を捉えていて、そんな世界でもがいてる。
きっとね、真実らしいことも、もっともらしいこともさ、実はそれほど確かなものではなくて、自分が信じたいことに集約されてくんじゃないかな?
ならさ、僕は僕が喜ぶ為に人生のすべての時間を使って良いと思うのだ。そう生きて行こうと思うのだ。
