年上の友人が結婚した。
心からお祝いを申し上げたい、のだが、正直言ってお祝いよりも焦りの気持ちが強い。
あのね、たぶん他人の在り方と自分を比較して、自分の振る舞いに焦りを感じるなんて、愚の骨頂だと、僕は思う。
思うのだけれど、思うんだけどさ、でもさ、やっぱ気にしちゃう。
もうね、今年は44になるの。昨年、前職の、これまた年上の友人に子供が産まれた。結婚は一昨年だったかな?
一緒に働いていた頃はさ、彼が婚活してることを斜めに捉えていたと言うか、当時は非正規だったし、結婚なんて考えることも無かった。
でもさ、今は幸いにも正規雇用で、取り急ぎ老後2000万問題におる程度解決を見いだせるポジションにいて、自分ひとり生きて行く分には困らない収入がある。
するとさ、寂しいんだよね。でさ、同い年位のオジサン達が結婚し始めるとさ、わかるんだよね、その気持ち。
だから、だからこそ寂しさが深まる。
この寂しさを埋める為にお金を使えば、ある意味で、どうにでもなると思う。でもさ、きっとお金を使って満たした寂しさは、さらなる寂しさを生むのがわかり切っていてさ、それを僕はこの先、寂しさを感じなくなるまで続けるのか?と思うと、寂しさの根本をどうにかしないとイケないと思うのだ。
僕は一人でいるのが好きだ。
いや、好きではないのだけれど、一人でいる方が楽ではあるのだ。
結局の所、楽なのか、楽しいのか。
コストとリワード。
期待と費用。
そして、自分がどう有りたいか?
寂しい思いを、何かで誤魔化す、そんなスキルが必要なのかも知れないね。