ウクライナで無辜の市民がいくら殺されようとも、アジアで未だに、何%かの人が奴隷的な労働環境にあろうとも、日本で、相対的貧困にある人が、何%になろうとも、僕は、僕には、僕に関わる小さく、狭い世界の幸福しか願えない。
その中心にいる僕自身の幸福を願うことから始めようと思う。僕らはきっとさ、思っているより良い奴で、期待している程は良いやつではないんだと思う。
でもさ、だからと言って、その幸せを願う事が罪だとは思わない。
カントの言う永遠普遍の平和は隣人に対する信頼からしか産まれ得ない。僕らが鍵をかけるのは、自分の財産を守る以上に、きっと自分の醜さを隠す為にそうしているのだと、醜い僕は思うのだ。
だから何?って言われたら、まぁそれまでなのだけれども、でも、僕はもう、自分を誤魔化せる程強くはなくて、そうね、やりたいように、僕だけが納得出来る行き方をしようと思うのだ。
月と6ペンスのストリングラッドのように、世間からは眉を顰まれようとも、僕は、僕が幸せになるために、僕の周りも巻き込んで幸せになろうと思うのだ。
完璧なんて求めない。でも、限りなくそれに近付きたい。