もしかしたら、後程、別の内容で書くかもだけど今は取り敢えずお酒の効能について書く。
言うまでもなく、今酔っている。毎週末飲むようにして早2年。生活サイクルとしても満足しているのだけど、唯一不満に思っていることが、酔っている時の想いが酔が覚めるとともに消えてしまう点だ。
不満に思っていたとしても同時に感謝もしているのだけど、もし酔っている時に思った事を素面でも保持し続けているのだとしたら、それは地獄でしかない。とは言え、だ。酔ったときほど、素直で、欲にまみれている時間というのも、他にはないだろう。
悲しいかな、僕はスケベで、酔ってこそ真に欲求が表に出る面倒くさい自我を持っている。
それは、酔っていることを言い訳に、自意識においてヤラシイことを夢想するにとどまるのだけれど、同じように、なんか良さ気な事を思いついても、酔いが覚めるとともに喪われて行ってしまう。
仕方ないっちゃ仕方ないのだけれど、エッチなことはさ、残念ながら身体がもう追いつかないってのもあるからそれ程残念には思はない。ても、なんかまともなことを考えているときは、それが喪われるとすごい喪失感を感じてしまう。
とは言えだよ。素面の僕のほうが、物理的な時間においては多くて、酔っている時間が少ない今は、素面では辿り着けない場所、それが貴重だ。
酔って辿り着いた場所、素面でたゆたっている場所。そのニ地点の間には多くの共通点があって、なんなら多分だけれども、自覚できないベクトルにおいてのみ意味の違いが出てくるのだと思うのだ。
要するにだね、結局のところ、僕らは生きたい様にしか生きられなくて、この生きたいってのがさ、コモンセンスだと思い込んでしまっているのが問題なんだと思うのだ。