多分、ラヂヲではなくて、ラジオで正解だと思う。もちろん、決してレディオではないはずだ。朝日新聞ポッドキャストから知った、【5点ラジオ】について。
枕詞?頭に「ゲイと女の」と付くタイトル。
恐らく、30代中頃のゲイのショウちゃんと、恐らく30代後半か40代前半のヴァジャさんの番組。
キレイゴトは言わない。と言うのがモットー?で、赤裸々に?オバサンではないけど若くもない…なんたらの妄想と…なんかを話してる番組。
まぁ面白い。
世代的にヴァジャさんと近いからってのもあると思うけど、なんかクスッと笑ってしまい、性差はあるけど共感してしまう。
5点ラジオ風に言うと、僕は「40代埼玉在住のノンケで子供部屋オジサンの男」とでもなるのだろうか?多分、想定している視聴者層とは違うと思っていたのだけど、1ヶ月かけて全話聴いて、「あ、これ、違う。ゲイとか女とか言ってるけど、そこ、超えてる」と思った。
業って言うの?なんか、その人個人の罪ではなくて、なんて言うか、属性?概念?良くはわからないのだけれど、それである限り逃れられないネガティブな性質?例えば揚げ物は美味しけどカロリーが高い、みたいなカロリーが高いことが悪いことではないのだろうけど、とにかく人の意図とは別にそれである限り避けられないネガティブな性質。多分、その属性を外から考えると、良し悪しやら、善悪やら価値判断も一緒になって評価せざるを得ないけど、内側から考えると案外「そういうものだ」くらいにしか考えていないもんだったりするようなもの。
例えば、カマキリのメスが交尾後にオスを喰らうことを僕らはとてつもない悲恋のように想像するけど、カマキリにしてみたら、「そういうもんだ」ってだけの事だと思うのだ。
で、5点ラジオはきっと、ゲイだとか、女だとかの属性に属していて、それに対する謂わばネガティブな部分を業として受け入れて、更にそれを客観的に捉えて揶揄して自虐的な評価を加えつつ、笑ってしまう人間としての言葉を聴いているのではないかと思う。
こう書くと凄く立派な事を言ってる凄いハイインテリジェンスで、為になる番組のように思えるけど、そうではない、と思う。
東京近郊の私鉄沿線に対して偏見まみれの妄想を繰り広げていたり、突如として始まるカヌレ·ジュースニュースがあったり、多くの人にとつて聴いて人生が変わるような深い話はほぼなく、でも、市井の人の本音があって、そこに笑いがある。なんか、喫煙所でする会社に対する愚痴混じりの世間話よりは深くて、同業他社にいる友人と飲みに行ってる程度の共感と他人感のある会話。
多分、役には立たないけど、楽しい。
少なくとも僕には、アマゾンプライム入っていてもさして利用できていない僕でも、お金を払ってでも聞きたいと思わせる番組。
買っちゃった(笑)
https://5tenradio.myshopify.com/