酔っ払うと何が失われるか?
多分、僕においては、時間感覚なんだと思う。
素面じゃ僕は何もできないけど、お酒入ってるとそこそこ馬鹿なことが、いや、今は愚かなことが出来る。
愚かでありたいなんて、願っちゃいない。でも、楽しいことは、大凡、愚かなことなんだよね。
そして悲しいことに、いや、有り得うべきことなのだろうけど、愚かなことは、賢い振る舞いの、数十年を一瞬に相当する。
ヤンキーがするたまの優しい行動が評価されるのと同じ理由で、聖人君子がする、ちょっとした不規則行動は、それまで積み上げてきた徳を、一瞬で失わせしめる。
非対称的な構造。
でもさ、だけれどもさ、本当にそうなのか?って考えると、そうでもないと思ったりもする。何故なら、結局、言葉として共有されるのは聖人君子と言われる人達の言葉だから。
その文脈において、非対称性の情報環境なのであって、そこから外れたら、それこそ価値のない、等質の存在同士の関係性しかないはずだ。
だからさ、やりたいようにやれば良いのだと思う。
僕にはできないけどね。