幸福のヒント?

僕による僕が幸福になるための、ヒント集にするつもりだけど、だいたい愚痴、ときどき妄想、たまに詩っぽいの

お母さんの群像

サカナ君のお母さんと、東大に子供を何人も入れたお母さん。

僕が自分の母親として望むのはサカナ君のお母さんだなぁ。

東大に入れりゃそりゃすごいのだろうけど、でもそれってたぶん努力させてもらえる環境さえ与えてもらえれば誰にでもできること。人によっては、その努力の量が変わってくる類のものではあるけどね。だって、方法がわかってるんだもん。あとはやるかやらないかの問題だから。一方でサカナ君の掴んだ成功は、彼にしか掴めなかったもの。もちろん多大な苦労もしただろうし、成功しなかったときのことを考えるとちょっと怖いってのもわかる。でも、人によっては人格さえ崩壊させてしまうほどの勉強をしてまで東大に入るのと比べてどっちがリスクが大きいとも言えない。自分を失ってまで東大入る必要もないし、入ったからって何かが約束されているわけではない。

 

思うのです。

秋葉原の通り魔殺人事件の犯人のお家庭環境とか、神戸の中学生惨殺事件の犯人とか、もちろん一番の罪は本人にあるけど、彼らの中に多大な影響を与えた母親の存在を。そして、その母親にはその母の影響があったのではないかと思うのです。遺伝的とかそういうんじゃなくてね、環境とか考え方の偏りの問題ね。

ネット社会はそれまでわからなかった「他人のおうち」の状況とか、下手すりゃ他人の性癖まで知ることがでいるようになった。でもね、その情報は偏るし、自ら望んだものだけになる可能性もある。自分の心地の良い空間に逃げ続けられるのはある意味いいことなんだけど、でもそれが世界の全てと思うのも怖いし、実際そうではない。きっと僕の世界は僕だけのものだし、人それぞれの世界は重なる部分もあるけど、一人としてまったく同じ世界を生きているわけではない。だからこそ、社会性ってものが必要になるのだけど、きっとその社会性を与えてくれるのは「母」なる存在なんだと思う。

全てのおかあさんに。

あたなは間違っていない。と思う。

でも、たまにあなたの世界の点検をしてみてください。

その世界は子供に受け継がれるものだから。

あなたの見る世界が子供に残したい世界であるように。