幸福のヒント?

僕による僕が幸福になるための、ヒント集にするつもりだけど、だいたい愚痴、ときどき妄想、たまに詩っぽいの

景気

良いのか?

僕個人について言えば、年齢相応の年収をもらっていると思うし、塾の先生やってたときに比べたら圧倒的にライフワークバランスは良い。

さりとて、贅沢できているかというと、まぁ無理に贅沢してるけど、裕福だとは感じない。

と言って、じゃ不満があるかと言えば、もうなんかこんなもんかな?とも思うし、いや、もっともらっても良いじゃん!とも思う。

なんか、僕と車やバイクの関係性に似ているかもしれない。

ご存知の通り、お酒が好きだ。休みの日には朝から飲んでしまう。バランスを取るために、平日は飲まないようにしてるけど、関東在住で、都内にオフィスがあって、普段は在宅勤務の僕は、車の必要性をそれほど感じない。

でも、車があったら便利だな、とは思うことがあり、できたらカイエンとか格好良い車が良いとも思う。でも、じゃ年に約100日の休日にしか乗る機会が無いし、そこにお酒との絡みを考えると、実際乗る日はもっと少なくなるだろう。果たしてペイするのか?

カイエンを買ったとして、10年乗るとして、年100万凸凹とする。毎週末乗るとして、1日1万、駐車場代やらガス代やら、保険代やら考えるともうちょいかかるだろうし、お酒を飲むとなるとたぶん頑張ってもその半分だ。すると、1日あたり2万凸凹。レンタルの方が安くなる。

カイエンを買う理由について考える。カッコイイ。それだけなんだよな。で、カイエンの「わ」ナンバーに乗りたいか?いや、まぁなんて言うか、そこまでのカイエンに対するこだわりは無い。

たぶんだけれども、少なくとも僕に限定して言えば、カイエンに乗りたいと思うのは、カイエンに乗ってる僕、カイエンを買える僕、そこにかっこ良いと言う思い込みがあって、スペック的にカイエンである必要性は無い。

機能性で所有する事を考えると、中古の軽、なんなら軽トラの方が便利だと思う。

運転する家族がいたら、計算式は変わると思うけど、そもそも家族がいたら僕にとってかっこよさって言う価値観のプライオリティは今のままかと言うと、そうでもないだろうし、それでも、カイエンを買うのであれば、それは贅沢だと思う。

更に、いわんやバイクとなれば、尚の事。

10年前に買った10万前後の自転車でさえ、今や殆ど乗らないと言うのに、バイクに乗る機会はそれほど多いとは思えない。

ただ、この僕の貧乏性が、車やバイクを無駄に使おうと言うモチベーションになり、それによって新たな出会いや気付きに繋がるのかも知れない。

きっと、そんな可能性の為にお金を使えるのが贅沢なのだと思う。

世間の景気がどうこうってのは、きっと、言い訳。大事なのは、僕が豊かであるかどうか。でさ、自分が豊かでないと感じた時に、世間の景気のせいにすることが必要な時もある。

僕の世代は、いわゆる氷河期世代で、戦後最低の就職率の時に僕は大学を卒業している。その事実は、僕が凹んでいたときには何よりも救いになる事実だったし、不満の少ない今の生活においては、その中では良いほうじゃないかな?って思える根拠になってもいる。

でもね、昔からそうなんだけど、僕は、僕というエゴから離れられなくて、時を経る度にエゴが成長して、薄くなって来ている。

他者からどう思われるか?そんなことよりも、自分がどう思うかが大事になってきたし、そうなることで、他者がどうあろうと影響こそ受けるけど、そんなに振り回されなくなって来て、なんか、芯だけ残って、末端というか、枝葉というか、エゴのビジョンが薄くなって来たような気がする。

景気ってつまりは、そんなこんな個人たちが集まって、なんとなく共有しているぼんやりとした感覚なんだろうなと思った。