思うのよね。正直言って、地球温暖化とか民主主義と権威主義の対立だとか、世界で確実に起こっていて、且つ、誰もが他人事に出来ない問題ってさ、逆に誰にとっても他人事なんじゃないかな?
僕らはね、多分せいぜい、常時意識し、知覚できるのは、恐らく半径数メートルの世界だし、そりゃ暑い夏の気温とかを聞けば、温暖化の問題は身近に感じるかも知れないがそこには、間接的な関係しかない。
あのね、今、宇都宮にいるのね。で、駅前で共同親権についての演説してる子がいて、僕は「あぁ確かに」と思いながら、チラシも受け取らずに喫煙所に向かった。タバコ吸いながらその演説を聞いているとさ、「確かに!」とは思うのよね。でもさ、彼の主張することに諸手で同意できるかというと、そうでもなくて。単に感情的には同意できるけど、実際の僕の取った行動はチラシを受け取るでもなしに、彼の主張する共同親権に関するパブリックコメントをに対して何かしらの行動を示そうと思っただけだった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a22ae833e227c789d609d1d7182d47855c213cb8
これね。
僕は幸いにも、子供もいないし、ましてや彼が主張するような共同親権が無いから不幸になる子供もいない、はず。
セックスはしたことあるし、なんなら、子供ができてもおかしくないようなセックスもした。
でもさ、子供はいないのだ。
そうするとさ、途端に、僕には他人事になるんだよね。むしろ、共同親権云々の前に、歳のせいか勃ちが悪くなっているほうが自分ごとの問題意識としては強いのだ。
とは言えだ。塾の先生をやっていた僕は、不幸になる子供は一人でも少なくなって欲しい。と、思う。できるなら、塾に通える子を増やしたい。いや、違うな。学校という仕組みからこぼれ落ちてしまう子を救いたい。
でもね、塾とかってのはアレよ、営利事業なのよ。だから、塾の先生やってた当時だって、僕はお金の勘定をしていたし、儲からないのであれば、僕は行動を抑制していた。
だって儲からないんだよ?
なら仕方無くない？
僕には、僕の人生があり、何か運の悪い子供がいてさ、学ぶ意欲もあるのに学ぶ機会が得られない子供の為に、僕の人生を犠牲にすることって正しいのかな?それを、僕は求められているのかな?
自分でも分かってはいるのだけれどもね。
結局のところ、自分が何を大事にしているのか、それが、問題なんだと、思う。
僕はさ、選べなかったんだよね。
そう。だから良い人ぶる気は無いが、自習に来てくれた子達は教えていた。それが、まぁウチの教室の売りでもあったんだけど、でも、そこにはお金云々の話はなくて、たださ、僕がやりたいようにやっていたんだけどね。
で、何が言いたいかと言うとね。
取り敢えず、宇都宮線の上り電車に乗り、移動しているのだが、隣に座ったオジサン、と言うか僕もオジサンだけれどもね、オジサンが不愉快。
いや、彼が悪い訳じゃないとは思うのよ。でもね、僕のほうが先に座っていてさ、よりによって僕の隣に座るか？と、言う思いはある。
結局のところさ、無駄にガタイが良くて、自分の隣にカワイイ女の子の以外が座ると苛立つ自分がさ、せいぜい半径数メートルの世界を現実世界だと思っていやしないか?ってことを自覚しましたってことを言いたいのね。
世間的には電車の中で酒飲んでる僕の方がどうかとは思うのだけれども。
