面倒くさい。
僕はいつだって、楽しく幸福でいたいのに。
幸福でいるためには、不幸を知らなくてはならない。
お手軽に、化学物質キメて簡単に幸福感は得られるのにね。
休みの日の今日、1人外歩いてフラフラしている僕の昼食メニュー程にどうでも良いこと。
いっそ、諦めることができたら、どんだけ良いかって悩んだ、10代、20代。
40代の僕は言う。
信じたら幸せになれるよ。
万有引力、相対性理論。何ひとつ理解はしてないけど、信じている。
リンゴが落ちて生まれた常識。蛇に唆されて喰らった禁断の実。
オトン、オカンでも何でもいいわ。
幸福を感じる物質と遅効性の青酸カリだかなんだか、とにかく死に至る薬物とのカクテルが欲しい。
じゃ、ガチでそんな薬が目の前にあったとして、飲めない自分をわかつていてさ、ま、良いかってこれまで生きてきた自分を捨てられない。
本当に面倒くさい。
あぁめんどくさい。
いっそ、誰かにとって意味のある死を得られないのか?
選べないね。
桜が咲き始めて、美しいと思う。
自覚はできていないけど、きっと僕は桜の花に生きる意味をもらっている。
たまたま乗り合わせた電車の中で、席を譲る人からも生きる意味をもらっている。
そして、僕は誰かにとっての生きる意味になれたらと願い生きている。