幸福のヒント?

僕による僕が幸福になるための、ヒント集にするつもりだけど、だいたい愚痴、ときどき妄想、たまに詩っぽいの

正義の話をしよう

マイケルサンデルさんの有名な講義は、実は聞いたことがないのだけれど、いつか、時間と精神に余裕のある、状況の許す時にと思っていて、時間と精神に余裕のある時がサウナ入ってる時くらいなので、実現できずにいる。

なので、これはさ、僕なりの正義の話なんだ。

 

結論から言うと、正義と言うものは、その存在を維持するために常に悪を生み続ける悪の根源である。

 

まぁ、昨今、言われるキャンセルカルチャーってのはその証左で、かつては許されていた事が許されなくなったり、過剰とも言えるような正義の執行に、僕は、正直なところ、胃もたれをおこしている。

 

2chのコピペだったかな?正義の味方と悪の組織の対比。

 

●正義の味方

・具体的な目標がない

・相手の夢の阻止が生きがい

・常に何かが起こってから行動する

・一回負けただけでめげて凹み落ち込む

・受け身の姿勢でトラブル後に動くだけ

・単独〜少人数で行動、身内に素性を隠す

●悪の組織

・大きな夢、志、野望を抱いている

・目標達成のため研究開発を怠らない

・日々努力を重ね、夢に向かって邁進する

・失敗を怖がらず、めげず、ぶれない

・常に先手先手でしかけていく

・隠し事なく支え合い、組織で行動する

 

まさに今、正義を声高に騙る人の特徴を示している様に思う。と言うか、2chTwitterのような、匿名性の高い世界の正義ってこれなのかな?と思う。もしかしたら、これはさ、日本における判官贔屓文化の極度の反映なのかもだけれども、本音と建前っていう日本の文化的な特徴と一致しているようにも思うのだ。

 

斯く言う僕もさ、ゲス不倫した渡部さんに対してはあまり良い印象を抱いてはいないのだけれど、彼の奥さんが一般人だったらこんなには騒がれなかっただろうと、思うし、誰だっけ?あの渡辺健の娘と結婚して不倫して干されてるの?アレも相手が渡辺健の娘で、有名人でなければ、きっとここまで騒がれる事はなかったんでないかな?

 

左翼右翼の対比でもさ、同じ傾向があって、それが本来的な左翼右翼の違いとは離れて、独り歩きしているように思うし、根本的に、単なるマウンティングでしかなくなっていないか?

 

その傾向がさ、本来大事にされるであろう思想性やら矜持と言うか、思想に基づく行動に対する批判から離れて、経済と倫理を分けて議論するような、あるいはその落とし所を探る行動でもそうだと思うのだけど、多分、本来なら無視できない自己矛盾を孕んでいる。

 

要するに、多分だけれど、プラトン的な善のイデア的な、カントの言うところのゾレンと言うか、有り得べき姿って言う、どこにも無いし、賢者の石みたいな、あったらいいなを象徴するような、ナニモノカを自分勝手に創造して、解釈して、その対象と自分との距離を測り、行動を決定する。

 

それはさ、信じきれていないけど、もっともらしい理屈に則って行動を決める僕らの打算なのだと思うのだよ。

 

そして、僕らはさ、それを正義と呼んでいるのではないか?

 

って事をね、爺ちゃんの命日に墓参りしようと思った僕が語るのだよ。

多分だけど、人には意味って言うファンタジーが必要なんだね。