幸福のヒント?

僕による僕が幸福になるための、ヒント集にするつもりだけど、だいたい愚痴、ときどき妄想、たまに詩っぽいの

Google様の言う通り

GAFAの作りし世界

GoogleAppleFacebook,Amazonいわゆる、世界的規模のICT企業の頭文字を並べてGAFAって呼ばれている。そして、これらの企業が作り出した世界、つまり今の世界、そしてこれからの世界、それについて少し書いてみたい。

GAFAは遍くどこにでもいる

このブログを書き始めたきっかけは、大きい声では言えないけど、当時流行っていた「不労所得」を目指して書き始めていた。だから今でも広告は貼ってあるし、初期の記事については、少々アフィリエイトっぽい記事もある。だんだんその意図も忘れてしまい、現在では、まぁ思いついたことをその時々で書くだけのものになってしまった。そんな僕のブログだけれども、今でも少しづつAdsenseの収入が入っている。自分で書いた記事の中には、自分自身で読み返して、「うぅん!さすが!良いこと言っている!」って自画自賛するものもあるのだけど、アクセス解析を見ると、そういう記事は全くアクセスされておらず、意図せずSEO的に評価された記事ばかりが高いアクセスを集めている。そこで、僕は思うのだった。「Google様の言う通り」な世の中になりつつあるのではないかと。

 今のお仕事はいわゆるWeb系と呼ばれる業界。だから、と言うわけではなく、この世界はGoogle無しに成り立たない。

Googleは、いうまでもなく検索エンジン最大手の企業で、実際に世界における検索エンジンのシェアは既に90%を超えている。もしかすると、この記事を読んでくる人の中には私はYahoo派って言う人がいるかもしれないけど、Yahooの検索エンジンGoogleが提供している。

 何か欲しい情報を探して、いや、もう欲しい「もの」を探して人はまずGoogleに相談する。Google先生は、僕らに優しく教えてくれる。「ほら君が探していたのは、これだろ?」と。そして僕らは、その結果を何の疑問もなく受け入れる。

それは、探し物が「もの」であればAMAZONのページを教えてくれるのかもしれない。人だったらFacebookのページだったりもするだろう。そして、僕らはそれをAppleiPhoneで見るのだ。

ある企業のWeb担当者は、Googleの提供するアナリティクスで、アクセス傾向やコンバージョン率を見て考える「今回の施策は当たった!次はタイトルを変えて、動線をこうして・・・」「広告はオーガニック流入と食い合わないように設定して・・・」と、MACのキーボードを叩き、学生時代の友人の近況をFacebookで知り、AWSにアップロードしているサイトのメンテナンスを行う。

インターネットを通して何かをする限り、GAFAに関わらないではいられない。そして僕たちはそんな世界を、ここ10年ばかりで当たり前の世界として受け入れている。

僕らの捧げし供物

実に便利で、実に快適な世界とも言える。でも、僕らは何を支払ってこの快適さを得られたのだろうか。AmazonAppleにはもちろん商品購入時に代金を支払っている。でも、GoogleFacebookにはお金を支払ってはいない。AppleAmazonにだって、商品代金の他には、彼らのサービスを利用するまで料金は支払っているのだろうか。恐らくその答えはNOだろう。僕らはGAFAに僕ら自身の情報を支払っている。僕ら自身にその自覚はなくとも、僕らは日々彼らに僕らの情報を無防備に与え続けている。

僕は今、僕結構真剣に自身のGoogleアカウントと僕の生命活動とをリンクさせる仕組みを考えている。それと言うのも、僕のGoogleアカウントには僕がGoogleで何を検索したかという記録や、どんなサイトを見たかと言う記録が残っている。普段は「世界を救う方法」とか「貧困を世の中から無くす方法」「世界中の人が幸せになるためには?」などという検索ばかりをしているが、時には、僕も年頃の男の子なので、それなりの検索をする。そして、僕の使っているWebブラウザは、僕の好みの女性の傾向を把握し、好きな女優さんや好きなジャンルの映像作品をレコメンドしてくれる時がある。

 

そんな記録が僕の死んだ後に、家族に知れようものなら・・・と考えると、うかうか死ぬこともできない。僕と言う命が終わっても、僕と言う情報は生き続けてしまう。それは僕らがGAFAに対して捧げ続けた供物で、彼らは僕らの供物を僕ら自身と切り離して切り売りしているのだが、どうしたって僕が使っていたパソコンやスマホからは、僕を切り離せないから、結局のところその情報が残ってしまうと僕の遺品整理でもした人には僕の好みの女性が出演している映像作品などがレコメンドされてしまう可能性があるのだ。

GAFAは死んだ

Googleの社是「Don't be evile」が少し修正され「Do the ringht thing」に変わったという情報がある。一企業の、しかも非公式社是の変更だからオフィシャルな発表などはなかったのだろう。一見、同じことを言葉を変えて言っているようだけれども、この二つの言葉には大きな違いがある。邪悪さは定義された価値だが、「正しいこと」は価値観に基づいて決定されるものだからだ。当然、同じ行動でも価値観によっては、邪悪ともなるだろうし、正しいと言われることもあるが、「邪悪」でありながらも同時に「正しい」ことも存在する。つまり、今後は彼らは決して邪悪でないことはなく、彼の信じる正しいことをするのだろうと思う。そう、彼らはもう正義の味方であろうとはしていないのだと思うのだ。

Googleは今まで無料で提供してきたツールをどんどん停止している。

今もし僕はGoogleマップを有料化されたら、簡単には検索はしなくなるだろうけど、でもお金を払ってでも使うだろう。※実際にAPIは既に有料化済みだし

APPLEiPHONE SEを終了させ、高価格帯商品へシフトしている。

AMAZONは元から、そんなに良い話は聞かないし・・・Facebookも結局のところ広告を売るためにいろいろと問題になる手法で個人情報を扱っている。

欧州のGDPRによって個人情報の扱いが厳しくなって、僕らが神様のように思っていたGAFAも所詮は一企業でしかないことがあからさまになっている。

GAFAは死なないだろう。もしかすると名前が変わったりすることはあるかもしれないが、名前や形を変えて、永劫に繰り返されて、やがて来る超人を待つことになるのだろう。

 

っていうのを少しSEOを意識して書いてみた。

さて、Google様の言う通り書いた結果はいかに?