幸福のヒント?

僕による僕が幸福になるための、ヒント集にするつもりだけど、だいたい愚痴、ときどき妄想、たまに詩っぽいの

償い

きっかけは、朝日新聞ポッドキャストだった。

Amazon MusicでMEDIA TALK メディアトークの謝罪しても、批判されるのなぜですか それがコミュニケーションだから #100-131をチェック。
https://music.amazon.co.jp/podcasts/55b49660-b1f3-482d-9b1e-791337153bc2/episodes/df77091b-3528-445b-b575-b63445eb29e3/media-talk-%E3%83%A1%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%A2%E3%83%88%E3%83%BC%E3%82%AF-%E8%AC%9D%E7%BD%AA%E3%81%97%E3%81%A6%E3%82%82%E3%80%81%E6%89%B9%E5%88%A4%E3%81%95%E3%82%8C%E3%82%8B%E3%81%AE%E3%81%AA%E3%81%9C%E3%81%A7%E3%81%99%E3%81%8B-%E3%81%9D%E3%82%8C%E3%81%8C%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%8B%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%81%A0%E3%81%8B%E3%82%89-100-131?ref=dm_sh_AJsuxs0oix79qdo7guv6eVz6w

謝罪についての哲学者の書籍を皮切りに謝罪という回。僕はこれを聴いて、さだまさしの償いって曲を、そのエピソードを思い出していた。

 

とある栽培で裁判官がこの曲を引き合いに出して、被告に説いたらしい。

『唐突だが、君たちはさだまさしの『償い』という唄を聞いたことがあるだろうか。この唄のせめて歌詞だけでも読めば、なぜ君たちの反省の弁が、人の心を打たないかわかるだろう』

 

そして、この償いという曲は、交通事故で人を殺してしまった人が、7年に渡り遺族に稼ぎを送金して…という実話を元にした歌らしい。

 

Amazon Music内でさだ まさしの償いを見る
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歌詞の中では、赦されたとも歌われていないけど、赦されたと解釈したほうが良いのだろう。でも、多分、赦しというのは無いのだと思う。

 

罪が償われる事は無い。償いという行為はあって、赦しというものもあるけど、それは伝説の剣みたいな存在自体は知れ渡っているけど決して存在し得ないものだ。

ただただ、僕らにできるのはそれがあると信じて求め続けることだけだと思う。

そして、それを続けることで、歌詞にあるようにいつしか償う対象から「あなたの行為が辛い」と、おそらくは怒りから悲しみへシフトしたことで、当事者ではない周りには赦された様に見えるのだと思う。

 

誰かを憎み、恨み、相手の不幸を願うような状態が、それをする主体にとっても決して幸福なことではないのは自明だとは思う。それを解く為の行為が償いではあるけど、その憎悪を生んだ原因を無かったことにすることはできないから、きっと償いも、許しも成立しないのだと思う。

 

痴話喧嘩だと思っていたのが関係性の終わりになりそうな時に、多分、現実逃避で思った。