「あぁんもぅ、今絶対見られた!」
と僕の前を歩く女子高生がイライラした様子でとなりを歩いている友だちに言った。
うん。見えた。
でもね、あのね、おじさんもうそんなのに興奮することなくなってるの。歳のせいなのか、経験を積んだからなのか、昔は「おぉ!」っとなったパンチラも、今の僕には木々が風にざわめく程度のものでしかない。
だいたい、そんな短いスカートにしてりゃそりゃ見えるでしょ。と、世の中の男性陣の心の声を代表して心の中で大声で言っていた。それに、別にこっちだって見たくてみてるんじゃないっての!んなもん見て喜ぶか!とも思っている。
そんなことを想いつつ僕はその子達を自転車で追い抜こうとしていた。
ふいに振り替える女子高生。
可愛かった。
そして、ちょっとだけ罪悪感を感じた。
ん~自分が嫌になるw
さて、今日は風が強い。
冒頭のような光景がもしかしたら日本全国で発生しているのかも知れない。先に書いたように僕にはもうパンチラが効かない。なんか薬が効かないみたいな表現になってしまったが、まぁ近いのだと思う。と言うか、ネット上に溢れる過激なコンテンツのおかげでパンチラに対するラッキー度はかなり低減しているように思う。と、パンチラ考ばかり述べているとなんかいろんな意味で僕に危険が迫ってくるのを感じるので、この辺にして、パンチラを呼ぶ風について考えたことを述べたい。
自転車で走っていると風を気持ちよく感じる。向かい風は最悪だけどね。今日は幸い追い風で、それこそ漕がなくても進む感じだった。子供のころから風に対して不思議な印象を持っていた。目に見えないけど、確かに肌で感じる存在。長じてその理屈を学びはしたものの、なんと言うか現実感はない。現代の科学では要するに空気が移動しているってことなんだけど、普段の無風状態で僕らは空気を肌で感じることは少ないと思う。いや、実は感じてはいるものの、それが常態であるから意識できないだけなのだと思うが、実感としては肌になにかが触れている感覚はない。それでも人が早く動いたりあるいは空気そのものが動いたりするとその変化を感じ取ることができるのだろう。
高い山に登ったり飛行機に乗って感じる気圧と言うものに想いを馳せる。
つまりは空気の密度の変化なのだけど、空気の密度ってなんだ?
要するに、僕らが空気と呼んでいるものの構成はいろんな分子を含んでいて、ようするにその分子の密度が低いってことなのだろう。窒素だとか、酸素だとか二酸化炭素だとか。避難訓練のときなんかに「火事の時は腰を低くして有毒ガスを吸わないように逃げるように」なんて言われて、二酸化炭素が重いって知ったばかりの僕は「え??二酸化炭素ばっか吸っちゃわないの?」と思ったものだったが、つまり気圧ってのは地球の引力によって、空気を構成する分子の密度ってのが低くなることなのかな?
そう考えると僕にはよくわからないことがある。真空ってなんだ?
何も存在していない空間?
なんかそれって怖い。
なんとなくだけど。
宇宙空間は真空だとか言われてるけど、それって単に空気がない状態ってことなのかな?真空とは言っても、何もない空間ではなくて、実は空気以外のいわゆるダークマターだとかニュートリノだとか、そんなものでいっぱいになっている空間なのだろうか?
宇宙が膨張し続けているっていうのも僕にはなんか理解ができない。
と言うか、僕の現実的な感覚では捉えられない。
ってか、そもそも空間ってなんだ?
僕は昔、宇宙=空間だと思っていた。
それが広がっているって?どういうことなんだろう?
ってかじゃぁ宇宙と僕が考えているものの外って何なの?
ん~世の中は謎ばかりだ。
だから世の中は面白い。
パンチラは宇宙に通じているんだなぁと思った出勤時の一幕でしたw