雨は降る
無数の雨粒が何千メートルもの高さから
誰に頼まれるでもなく
落ちてくる
落ち行く先は風まかせ
木へ、森へ、
川へ、海へ、
幸いにも
僕らは雨粒たちの断末魔を聞かない
雨粒たちは静かに消えて行く
雨樋から滴る水がアルミのを響かせている
未熟なドラマーのように
微妙にずれたビートを刻む
あぁ聞こえなかっただけなんだ
不揃いな打楽器
今夜はヘッドホンを外して
耳を傾けてみよう
~End~
雨は落ちるけど、好きなあの子はなかなか落ちない><
こっそりPROにしました。
まだ機能のほとんど使えていませんが、これからいろいろいじってみたいと思います。