最近、暖かくなって来たと思う。
そう、思い込んで、薄着して、風邪ひいたのは内緒。
春になるとさ、おかしな人多くなるって言うじゃない?あれさ、思ったの、テルミークラブだっけ?破産申請したの?要はさ決算時期乗り越えられなくておかしくなっちゃう人+木の芽の時なんて言われている生理学的な理由によるものなんだろうね。
でね、僕は思うのさ、いっそ狂えてしまえたらどんなに楽かと。もちろん、現実的に苦しんでいる人に対しては、これ以上ないほどに失礼なのは重々承知なのだけど、でも、憧れずにはいられない。この世界の問題の多くが、ほんの些細な、微妙な差異によって生み出されてること考えるとさ、いっそ超越したい。
それがつまりは、現実的な世界における天使ちゃん問題に行き着くんだろうけどさ、要は自分の価値観だけで世界を、判じてしまう様な、そんな出来事。
でもね、同じような事が、死してなお世界に影響を与えてるジョブスにも言える訳じゃない?
んで、思う訳だよ、結果として幸せそうに見えりゃいいのかな?
ジィブスに思いを馳せるとき、僕はね、彼でなかった事を、心から幸福であると思うのだ。世界に名だたる企業の創始者で、おそらく歴史に名を残す人ではあるけど、彼の乾きは癒やされる事があったのだろうか?
僕なんかはね、職場のちょっと可愛い娘から好意を寄せられるだけで幸せなんだ。自分の価値観に、照らし合わせて、あり得ない境遇だったとしても、僕はね、誰かにとって特別な存在であればそれでいい。
例えさ、自分が思い描いていた自分で無くても、満足しちゃえるんだ。
あぁそうか。だからか。
僕が緩いからか。
40年近くも生きて、未だに自分の在り方に悩む僕だからか。
他者の目に怯えて、自分を殺す事に慣れてしまう前に、僕は君たちに願うんだ、よそ様から蔑まれて生きていくか、自ら蔑んで生きていくか、どっちかを早目に選んだ方が良いよ。
どっちつかずだと、年中頭の中が春になってる僕のようになっちゃうから。