幸福のヒント?

僕による僕が幸福になるための、ヒント集にするつもりだけど、だいたい愚痴、ときどき妄想、たまに詩っぽいの

We have to cut the chains of hatred off

ボタンの掛け違いから

僕は生まれた

誤解を父に持ち、邪推を母として僕は生まれ育った

 

僕の成長は早い

失われた信頼はそのまま母の手で僕を大きく育てる疑念と言うミルクになり

僕の存在をどんどん大きくする

父の兄弟である疑念は僕を狡猾に育て

父の仲間たちである暴力は僕に力を与えてくれた

そうして育った僕はやがて父も母も、そして叔父や父の仲間でさえも

僕の支配下に置くようになった

 

それは心地よかった

誰もが僕を恐れ、僕を尊重する

時には僕にすがり、僕を生きる糧とするやつさえいる始末だ

でも、そいつらを奪うヤツがいる

 

僕のことを遠くから悲しそうな、哀れむように見ているヤツがいる

僕にはあいつだけは許せない

僕がこの世界にいる意味を奪うあいつを

 

でも、僕にはわかっている

僕もあいつのことが好きなんだ

ただ存在しているだけで、そう僕はいつだって焦がれるような痛みを感じている

その痛みが僕を強くしている

 

ただ、あいつの哀れむような視線だけが僕の痛みを和らげてくれるんだ

でも許せない

僕だって怖いんだ

この世界から消えてしまうことが

消えることなどないとわかっていても、それでも怖い

だから僕はあいつを遠ざける

あいつに縋ることができたらどんだけ楽だろうか?

あいつの視線に包まれて、この痛みが消えたらどんな世界を僕は見ることができるのだろう?

そんなことを考えるときだってある。

でも、僕は消えることができない。

僕が作り出した鎖は決して途切れることなく続いてゆく。

あいつがその慈愛の眼差しでところどころ切ってゆくけど、僕そのものを消すことができずにいる。

だから僕はあいつを憎む、そしてそれが僕を強くする。

 

僕の名は”憎しみ”

あいつの名は”愛”

 

いつかどちらかが勝つ日が来るのだろうか?

もしくるならば、あいつの上に勝利が輝く方がいい。

僕はこの痛みから解放されるのだから。

 

 

~End~

映画「フランケンシュタイン」の中で印象に残っている台詞があります。

「憎しみは受け入れられなかった愛の爆発だ」

みたいな感じの台詞。正確には覚えていないのだけど、これが中学生くらいの僕には非常に印象に残っていて、岡本太郎さんの「芸術は爆発だ」と同じくらい印象的でした。

で、今回のお話っぽいものにしてみた。

英語、文法的に間違ってないかな?

大丈夫かな?