初めてその名前を知ったのは罰ゲームだった。
若者たちのお酒の席が今よりもっと過激だったころのお話。
「強いお酒」の代名詞テキーラ。
その名前は、飲んだことがなくても知らない人はいない。
ウォッカやジンほどの知名度はなくても
飲まれる機会が少なくとも
僕は必ず探し出しては飲んできた
君と出会えるのは、ちょっと高目のBARとかクラブだったね。
わかってくれる人にはわかるんだよ。
いつでも探してしまう
どっかに君のことを
コンビニの棚、居酒屋のメニュー
そんなとこにいるはずもないのに・・・
アルコール濃度が40%って言っても誰も信じてくれない
ウィスキーやウォッカと同じなのに・・・
まるで、「好き」と言う僕の言葉のように・・・誰も信じちゃくれない
テキーラベースのカクテルが夏向きのものが多くて飲みやすいのに、オーダーすると下心あると思われる・・・ロングアイランドアイスティーとか、B52とかの方がやばいのに・・・ストローハットとか健康にも良いのに・・・
テキーラ、きっと君と僕は似ている
僕は知っているよ
君が世間のイメージに悩まされて、いつでも不遇な状況をその生まれ故郷のメキシコのように明るく振舞って隠しているのを
虫を入れられたり
罰ゲームで使われたり
遊び道具みたいに扱われて
でも、僕は、僕だけは君をお酒としてみてるからね
それで、僕も偏見にさらされたとしても
僕は負けない
僕は君を飲み続ける!!
以上、テキーラ啓蒙活動でした。