「折れない心」が欲しいと願ったことがある。
でも、きっとそれは硬度の高い「心」ではなくて、しなやかな「心」なんだと思う。
残念だけど、僕らは自分の心をそんなにしっかりと把握できるものじゃない。
だから、わかりやすい「硬さ」や「形」を持った「心」に憧れる。
そして、やっぱり「折れる」んだ。
今はね、もちろんしなやかな「心」になれるように願っているよ。
でも、同時に折れても回復するような「心」でありたいとも願っている。
骨がさ、折れたところが強くなるように、その形がきれいでなくとも、折れて粉々になるような繊細な「心」ではなく、節くれだってゴツゴツした「心」。
そして、それでいて柔軟な心。
あぁつまり竹か。
まっすぐ、そして柔らかな、そして折れない心でありたい。