★学力の嘘★
なんて、このタイミングでこれを書き始めたかと言うと、まぁ自分なりにまとめて考えたかったからなんですが・・・少々お付き合いください。
まず、現状の問題点
知識重視型の入試=思考力・判断力・応用力がない生徒が増える
↓
じゃぁAO入試とか推薦入試で人物重視の入試にしましょう!
=分数の計算のできない大学生現る!←今ココ(これやってみたかったのw)
と言うものに対して試験を2段階に分けて実施すると言うことらしい。
・高等学校基礎学力テスト
・大学入学希望者学力評価テスト
で、従来型の基礎学力、つまり知識を問うような問題が高等学校基礎学力テストで問われて、教科横断型の思考力やら判断力を問うような問題が大学入学希望者学力評価テストとなるらしい。
で、大学入学希望者学力評価テストは各大学の個別選抜を受けるための資格試験となると・・・
イメージとしては神奈川県の公立上位校の特色検査ですね。
2020年っていろいろやばい。
まぁとは言っても今のままでは絶対によくないので、変化を起こすのは非常に良いことだと思います。しかし、僕はこの「学力」と言う言葉が好きじゃありません。
よく「勉強ができることと、頭の良いことは別だよ」などと言いますが、
・「頭の良いやつ=勉強しないでもテストでいい点取る、もしくは勉強すればいい点とる」
・「勉強できる奴=必ずしも頭の良いやつではない」
ってことだと思います。でもね、思うの、少なくとも頭くても勉強できてたら、とりあえず努力してきた人ってのは間違いないと思う。
学力って正直言ってなんの役にも立たないものじゃないですか?
直接的にはね。そもそも、学力って何を指して学力って言うのでしょう?
テストの点数でしょうかね?
学力が高いからと言って、仕事ができるわけでもないし、幸せになれるわけでもないでしょうし、「低いよりいい」って言われるかもしれませんが、変に知識あることで辛い想いすることもあるでしょう。
でも、少なくとも努力の証明にはなると思うんですよ。
たぶん本当に頭のいい人は今の学校で教えていることがくだらないことだって思っているだろうし、さらにそれを「知っているか」テストされるなんて笑止千万でしょう。それでも、そうわかっていても世の中での評価基準の一つとして決して小さくないから努力して獲得するんでしょう。そこまでわかっていても努力できない人はきっと頭がいいとは言えないのかもしれません。
そして、社会に出てみると感じるんですよね。大手へ行けば行くほどお役所に似てきます。みんなと同じことやって、それでも少しでも他人より良い成績を求められる。大手のお仕事って学校みたいですよね。で、結局そういった大手企業でさえ国際的な競争において勝てなくなってきているから教育改革しましょうって言うことなのかな?
でも、この改革じゃステーブジョブスみたいな人は作れないよ?
★じゃぁどうすりゃいいの?★
基本的に国立公立の教育ってのは役人を作るための教育だって聞いたことがある。だから日本は公務員が多いのかもしれないけど、今欲しいのはそう言う誰がやっても同じ結果が出る仕事を作れる人じゃないでしょう。それぞれに得て不得手があるんだからそれをもっとうまく使えればいいんだと思う。
・高校まで義務教育
・高校で職業体験実施
・20歳から大学or職業専門学校
・大学を教育機関と研究機関に完全に分ける
・18~20までを職業体験期として何かしらの職業を義務的に体験する。(ここでの給与をその後の学費とする)
って感じにすりゃいいんじゃないかと思うの。
子供たちの将来の夢が「公務員」じゃ悲しすぎる。
なにも公務員が悪いってわけじゃないけど、安定を求めすぎるのはどうかな?