19時47分。僕は渋谷駅にいた。
今日がHalloweenだってのは知っていたし、毎年Halloweenの渋谷がとても面白い事になってるってのは知っていたけど、実際に生で見てみると、まだ19時代だと言うのに、タイトルのような印象だった。僕もいっそ茶色いスーツ着ていりゃ良かったかな。
でさ、思うんだ。Halloweenって結局、クリスマスのような世界的な宗教のお祭りでも無くて、単にイギリスの地方の風習に端を発してる訳じゃない?
それがさ、特に日本っていう縁もゆかりも無い極東の島国でここまで支持される背景について僕は興味を持つのだ。
エクソダスなのかなぁ?
日常があまりにも退屈で、何か理由をつけないと、自分から解放されない人たちの。
お酒が好きな僕は毎日飲んでは自分からちょっとずつ外れる。で、気づいたら世間様のおっさんから結構外れたところに自分が今いるのを自覚している。
19時代の通勤電車の中で、チューハイ片手にブログ書いてるわけだから、意外と、と言うか、当然なのかもしれないけど、周りの目が痛い。僕が作業服でも着てりゃ、一瞥して、納得するんだろうけど、一昔前の大学生みたいな格好したおっさんが、パパやママに囲まれた通勤電車の中で浮いてしまうのは、仕方あるまい。
そうね、渋谷の街で仮装を楽しんでる子達のように、僕を奇異な目で見るのはちょっとだけど傷つくんだ。
でもさ、おっさん共よ!君たちは、キャバクラとか行ってHalloweenに似た仮装してる女の子たちに鼻の下伸ばしているでは無いか!
おっさんたちがおっさんでいられんのも、きっと若い子達が遊んでくれてるからだろね。
でないと、やってらんないんだろね。
おっさん達はさ毎日がHalloweenなんだよ。くっだらねぇ、職制やら、規則やら、何のためにあるかわからねぇルールに「仕方なく」って体で従って、本来の自分以外の何かを演じてる。
まぁそっから開放されちゃってる僕も僕で問題なんだけどさ。
まっすぐ帰れるかな?