幸福のヒント?

僕による僕が幸福になるための、ヒント集にするつもりだけど、だいたい愚痴、ときどき妄想、たまに詩っぽいの

【文学3行あらすじ】レ・ミゼラブル

 思いつきでシリーズ化したいと思って「文学3行あらすじ」ってものを考えた。

どんな文学でも3行であらすじを説明する無謀な試み。まず第一回目はレ・ミゼラブル

 

【あらすじ】

パンを盗んだ男が刑務所から逃げ出して、いい人に、市長にもなったんだけど昔のこと知ってる刑事に追われて逃亡者になる。途中出会った幼女を育てて幸せを掴めそうで掴めない状態が長く続くけど、最後には幼女が大人になって、幸せになるお話。

レ・ミゼラブル (上) (角川文庫)

レ・ミゼラブル (上) (角川文庫)

 

 

 間違ってはいないと思う。たぶん。

 

若者の活字離れが進んでいるとか?

僕を若者に入れてくれれば解決します。おっさんだけどさ><

 

ま、そんなわけで今時の若い人向けに昔の文学を焼きなおすってのもあってもいいと思うんだけどね。今度別のブログで書いてみようかしら?ライトノベル風のレ・ミゼラブル。幼女と初老の男って段階でもう怪しい方向期待されちゃいそうで怖いけど。

 

ちなみに本気のあらすじというか読書評

 

レ・ミゼラブルは有名ですよね、タイトルは。映画や舞台でも度々演じられていますが、そのほとんどが幼女コゼットの章ではないかと思います。でも主人公はジャンバルジャンなのです。このジャンバルジャンなのですが、貧しい家庭でおなかを空かしt兄弟のためにパンを盗み、懲役20~30年くらい食らっていたはずです。元来頑強な肉体を持っていたため、船での労役をしていた際に逃げ出し、脱獄に成功します。脱獄後、とある協会に泊めてもらった際に、明らかに訳ありな格好だったにも関わらず、そこの司祭様は賓客として遇し、銀の食器でもてなしてくれます。出来心が働いてしまったジャンバルジャンは盗んでしまうのですが、司祭様はそれを「差し上げた」と言ってくれるのでした。(これ昔の道徳の教科書に載ってませんでした?)

って感じにレ・ミゼラブルは本来はジャンバルジャンのお話なんですけどね。なぜかコゼットの章が皆さんお好きなようで。

もちろん多くの人が惹かれるくらいですからコゼットの章も素敵ですが、そこだけ読んでしまうとジャンバルジャンの人物像が却って怪物じみて感じられちゃうのは僕だけでしょうか。若いときから散々苦労してきたジャンバルジャンだからこそコゼットの後見人として成り立つんだと思うんですよね。

 

ま、実際のお話は是非読んでみてください。