幸福のヒント?

僕による僕が幸福になるための、ヒント集にするつもりだけど、だいたい愚痴、ときどき妄想、たまに詩っぽいの

レモンジーナ ヨーグリーナ あさましーな

炎上商法に続く新たなビジネスモデル

煽り商法。

 

ではないと否定はされていますけどね。

実際どうなんでしょう?

企業にとって煽り商法は商品寿命を縮めるだけなんじゃないでしょうか?

 

あ、僕はちなみにどちらも飲んでみましたが、うん、たぶん一度飲んだらいいや。

レモンジーナ 420mlペット×24本

レモンジーナ 420mlペット×24本

 

 

 でも、まだ飲んでない人は「話題の商品飲んでみたい」って思うんだろうね。

で、一度飲んだら飽きられる。

いやね、いっそ「不味い不味い」と言われながら一部の熱狂的なファンを持つDrペッパーの方が商品として成功しているような気がします。

 

コカ・コーラ ドクターペッパー500ml×24本

コカ・コーラ ドクターペッパー500ml×24本

 

担当者の個人的成功≒企業・組織の成功

今回の件ではサントリーさんの「レモンジーナ」「ヨーグリーナ」が予想需要以上の注文を受けて出荷停止になりました。

「レモンジーナ」はさ、フランスのブランド「オランジーナ」の派生製品じゃないですか?「ヨーグリーナ」は南アルプスの天然水が「いろはす」のフレーバーバージョン見て「これウチでもやるべ?」って奴でしょ?名前がねぇ、「ヨーグリーナ」ですからねぇたぶんマーケティング同じチームなんでしょうね。

そこのところに、今回の「煽り商法」が意図されたものではないかと勘繰られる原因があるんでしょう。意図されたものであれ、そうでなかったものにせよ、恐らく今回の件でマーケティングの担当チームは評価があがったのかな?売上って点だけ考えたら十分な成果を出しているので、評価があがってもいいと思う。

でも、その後副社長さんが謝罪会見しちゃっているし、もしかすると微妙な立場なのかもしれない。ってかそもそも需要見込み間違っただけで謝罪会見することなんて考えにくいから、恐らくは今回の会見「煽り商法ではありません」って言いたかったんだろうね。そうなると評価は微妙な感じかな?

 もし狙ってやっていたとしたら相当な無責任と言わざるを得ない。そもそも味で勝負してない段階で商品の本懐から外れてしまう。そしてやっぱり一度飲んだらそれでいい味だもん。

 

会社で働いているとさ、時々誘惑に駆られるのです。自分の売り上げだけを考えて行動して「じゃ後よろしく!」ってできたらどんだけ楽かって。今の仕事は営業職ではないのですが、営業もやるんで、営業成績的なことを考えるとどうしてもこの誘惑が出てきてしまう。そして、それやっちゃったのが現ベネッセホールディングスの原田社長なんでしょうね。

 最近発表されたマクドナルドの決算発表。企業としては結構な赤字で、従業員の給与体系も見直しだとか。そして同じころに発表された役員の報酬。ん~この野郎って感じの額でしたね。まぁ役員さんの場合退任後に株主代表訴訟などのリスクを考えればそれくらいもらっておきたいところなんでしょうが、それにしてもね、特に原田さん。

現在のマクドナルドの失敗はいろんなところで分析されているけど、FC化が一番の問題だと思う。以前、日本のマクドナルドとアメリカのマクドナルドの違いで僕が感じていたのは、「日本のマクドナルドは商品写真と同じ商品が出てくる」と思っていた。でも最近はどうだろ?FC店舗だからではないのかもしれないけど、酷い商品が出てくるときがある。長いことデフレで苦しんできていたファーストフード業界だから、低価格化で体力的に弱っていたところを原田さんの判断でFC化と客の高回転化を狙ってさらに求心力が落ちたんだろうね。

なんかいろんな人が書いているのでどれがオリジナルなのかわかりませんが。

warashibe-no-wa.hatenablog.com/entry/2015/04/08/190534

こちらのエントリで書いている通りだと思うんです。

マクドナルドのハンバーガーは嫌いじゃないけど、美味しいって思えるけど、でもどちらかと言うと、ちょっとした休憩に使う。でも原田さんはその逆の戦略で行っちゃったんだよね。

で、カサノバちゃんはその尻拭い。なんかかわいそう。

でも本当にかわいそうなのは現場の人だよね。以前と同じことやっているはずなのに、評価されなくなってしまうなんて・・・ま、以前と同じことしかやってないからダメなんだってのもあるんだろうけど。

しかし、原田さんはうまいことやったと思う。確かに彼の在任中は良かった。でも辞めたあとにいろいろ問題が出てきた。そして、その問題点はあらかじめ予想されていたんだと思う。でも、その問題が露呈する前にベネッセさんへ。経営者としての手腕は確かに凄いんでしょうね。

彼は誰のために仕事をしているのでしょうか?

もちろん、株主のためです。それのどこがいけないの?当然のことです。

株主がそれを望んでいるんですから。

仕事への愛情。それを持っていれば目先の利益ではなく、その先にあるものを求められるんだろうね。

やっぱりそろそろ僕も転職のしどきなのかも知れない。