I don't know what is love...

吐く息が白くなり始めたころだった。 銜えタバコのまま自転車をこいで僕は家路を急いでいた。 見たいテレビがあるのだ。 時刻は23時を少し回ったころ、今ならまだ序盤だ。間に合う。 僕は漕ぐ足を強めた。ジリジリと燃えていたタバコはいつの間にか消え、吸い口は食いしばる歯の形がしっかりとついていた。 あの角を曲がれ…