5月だというのに連日30度を超えるこの気候。絶対地軸ズレてるって!
ダイエットの為、家から地元の駅、職場から2駅を歩いて通っている。
そろそろ、キツイ。駅につく頃、職場に着く頃にゃ汗だくで、加齢臭を気にする年頃の僕にはそろそろ厳しい季節だ。
夏のような日差し、ジリジリと音が聞こえて来そうな肌の焦燥感。肌を守るためか吹き出す汗に、気の弱い僕はさらに、汗をかく。あとは無限にも思えるループ。で、結局、タナトスが頭を擡げてくる。いっそ、世界など滅びてしまえば良い、と。
エアコンのない夏の日は、もし僕が願うことがすべて叶う世界なら、暗黒の季節として、後に何かが進化した世界で恐竜の世界のごとく語られるだろう。
幸いにも、僕の願いは儚くて、叶うことなどほとんどないので、世界は、今日も無事なようだ。
世界の滅亡を願った同じ日に、僕は日没後の涼しい風を賞賛するのだから質が悪い。
原宿、19時43分。
3割くらいは日本語通じない世界。
僕はそこでウィスキーを煽りながら思うのだ。
あぁ世界は、捨てたもんじゃない。
とね。
涼し気な風は、僕の加齢臭とともに、熱を奪ってくれる。心地良い。
若い子やリッチな外国人の何か、抜けたような表情や、ところ構わずスマホで写真撮るため突然立ち止まる田舎者、朝には苛立ちの対象でしかないそんなものさえ愛おしく思うのだ。
相変わらずの、平常運行で元気にやってます!