ふぉーざぴーぽー
と歌ったのはジョン・レノンだったが、僕は語ろう。
想像してもらいたい。
もし、あなたに子供がいたら、その子に、その子の未来に何を望む?その子の未来のどこに責任を負う?
多分、なんだけどね。
世の中の、ほとんどの問題であり、成長、と呼ばれる類の変化は、ここに根ざしている。
大胆発言!
どこぞの女優さん並にぶっちゃけちゃうけど、多分、世の中は無に向かっていると思うのだ。
あのタイトルのセンスの無さは、百年の恋も覚めるは。
もしかしたら、ここでも書いたかもだけど、究極的な、誰もが認めるような、普遍、哲学という学問が求めたって事になってる普遍ってのは、どこにもないイデアの世界。そしてイデアの世界はディティールまでこだわったら、個々のイデアが重なることも無く、大友さんが叫んだ「愛が全てさ」なんて2000年くらい前から言われてるけど、一向に実現されやしない。
で、想像して欲しいのさ、人の価値観が統一された世界をさ。愛が全てって世界でも構わない、愛っていう不確かな言葉で表現される世界。
好みの女を自分の好きなように弄ぶことを愛と言う人もいりゃさ、ガンジス川で浮かぶつもりだった人を生きながらえさせて愛と呼ぶ人もいる。
そんな現実を前に僕らは本当に、自分の信じるところの価値観に従って生きているのだろうか?
他人を気にしつつ、それを否定するだけの強い自己もなく、でも、どこかで自分は間違っていないって担保を欲して、世の中の、価値観に迎合する。結局はアメリカの大統領がポピュリズムで決まったように、最大公約数ってのは限りなくゼロに近い何かなんだと思うんだ。
だから思うの、世界はきっとゼロに向っている。で、あるならだ、僕はできるだけ嘘をついていこうと思うんだ。
ゼロになる虚しさよりも、ゼロになる潔さに着目してさ、世の中をファンタジーにしちゃうってのはどうかな?
魔法みたいな科学技術に囲まれて、もはや魔法のように信奉する世の中で、人の理性に期待を持つ虚しさを込めて。