仕事が終わって、帰りの電車の中。
あっさりと仕事納め。
飲みも無く、最短での帰宅。
寂しくて、1人ウィスキー呷って、今年を振り返る。
ま、久々にプライベートな時間が増えた1年だった。
僕は今まできっと僕でいる時間をお金を稼ぐ為に使いたいと願っていた。でも、いろんな意味で無理だったんだろうね。僕には僕の美しいと思える生き方があってさ、きっとそれと折り合いがつかないんだろう。
そんなことを皮膚感覚で感じた1年だった。
哲学を僕は失敗しない為に志したのだけれど、でも、僕の人生は、今までの人生は、結局いろんなものに踊らされた人生だったのだと思う。自分の人生をコントロールしようとして、世の中のパワーゲームに参加しつつも、チートできないかと虎視眈々と目を光らせて、で、その方法を思いついても、踏み切れずにいるチキン。
コケコッコーと朝が来たことを告げる鬨の声。
それを高らかに歌う鳥は僕の中にいるようでいなくて。
鳴き声をあげるときにですら色々考えて躊躇してる。
気付けば帰宅中の電車で、ウィスキーのフルボトル半分あけちゃうっていうね。
目標は、せめて酔いどれ詩人に、来年はしておこうかな?