早く起きたといっても、朝の7時は十分にゆっくりなのかな?
実家迎える2日目の朝。
昨日寝たのは3時ごろだったけど、朝は7時に起きてもなんか爽やかだ。
庭に出てコーヒーを片手にタバコを吸う。
15年前までは自分の部屋で吸っていたのだけど、10年ほど前に父親がタバコをやめてからは家の中は禁煙となった。
見上げる空には雲もなく、耳に入る音も鳥の声だけ。
静かさを感じる。
今住んでいる場所は箱根駅伝が通る134号から一本市街地へ入ったところにあって、ゴルフ場を挟んでいてもほぼ常に車がアスファルトを削る音が聞こえる。
埼玉と神奈川とカナダ。
僕が生活したことのある場所はこの三つ。
まぁ、カナダは別格なんだけどね。
神奈川と埼玉を比べると残念だけど神奈川の方が圧倒的に「便利」ではある。
そして、住んでいて充実感を感じるのも神奈川だろう。
古くから根付くようなそんな「故郷」と言うものがない家柄だからかも知れないけど、埼玉にとりわけ強い思い入れがあるわけではない。それでも生まれ育った土地は、非常に落ち着く。今まで住んだ場所には同じように感じるのかもしれない。でも、やっぱり幼少期から少年期、そして大人になってからの少しを過ごした土地はやはり特別だ。
神奈川はほんの10年住んだけど、その10年でいろいろ変化していた。そこにはワクワクする期待感だけを僕は感じていたのだけど、そこが自分の幼少期を過ごした場所だったらどう感じたのだろう?
変わり行く良さもあれば、変わらない良さもある。
必ずしも自分に都合のよいものばかりではないだろうけど、変わらない実家は変わり行く自分を見つめなおすのには合っているのかなぁ?