「盆暮れ正月」にはこれまでも一応帰省していたんだけど、今回は本格的な一時帰郷を予定していると言うこともあってちょっと感じ方が違う。
「人でなし」との言葉を覚悟の上で言えば、認知症の症状が進んでしまっている祖父のあれこれを聞くと心が痛む。そして、どっかで「やっぱ帰ってきたくないなぁ」と思ってしまう。これが本音なんだろうなぁ。
そう言えば以前、お付き合いしていた女性からこんなことを言われたことがある。「私が苦しんでいたってあなたがそれを知らなければ、あなたが苦しむことはない。」そうなんだよね。大切な人が苦しんでいるのに、何もできないことほど辛いことはない。だからせめて、そばにいてできることをさせてもらいたい。そのとき、僕は心からそう思ったのだけど・・・今回は正直なところ、そこから逃げ出したいと言う気持ちも強くなってしまっている。ま、それ以上に埼玉の田舎に不便を感じているって言うのが本当のところかもしれない。少なくとも今の仕事ではここからは通えず、通えたとしても通勤に2時間以上かかる状況はそう長く続けられるとは思えない。いや、もっと言えば好きな人との距離が離れるのが嫌だ。
まぁでもそこはどうにかするしかないのだろう。
新年のご挨拶前に備忘録的に・・・