僕がどういう経緯でこの人のことを知ったのか思い出せないのだけど
とりあえず伝えたい
なんで突然この人のことを思い出したのかもわからないのだけど、簡単に説明すると
戦後の食糧難の時代に闇米を食べず餓死してしまった裁判官。
僕がこの人のことを知ったとき、当時はたぶんまだ高校生か大学生だったと思うのだけど、憧れた。人間こうありたいものだと憧れた。
今はどうだろ?
馬鹿にするつもりはないけど、僕はきっとそうしないだろうと言う思いがある。そして、やっぱりどこかに憧れがあるがあって、僕はその憧れを否定しようとおもうと、この人の死を否定しないといけなくなる。
同じように僕は大塩平八郎にも憧れを抱いてしまう。
言行一致という陽明学の考えに殉じた人。
乱を起こしたこと自体を評価するわけではないし、勝ち目のない戦いを挑むこと自体もハッキリ言ってナンセンスだ。そして、なにより自分勝手過ぎる。自分の言行一致を果たすために彼が巻き込んだ他者の多いこと。
でもそこに僕は憧れてしまうのだ。
それが何だって言われたら、言葉もないのだけど・・・