映画「Do the ringt thing」
僕がこの映画を見たのは、中学生ぐらいのときだったと思う。
当時、映画「マルコムX」がファッションや音楽に影響を与え、ある種のブームとなっていたころ、近所のレンタルビデオ屋さんを何件も回って探し出した覚えがある。
監督は同じスパイク・リー。主演もスパイク・リー。ダニーアイエロとかメジャーな俳優さんも出ているけど、マルコムXほどのビッグバジェットではない。でも、僕はこっちの方が好きだ。
作られたのが1988年。
内容としては、ブルックリンでの人種対立。まだNYが”危険な街”と言われていた当時、その中でも特に危険な街として有名だったブルックリン。イタリア系とアフロアメリカンの人種対立を描いたお話。
当時マルコムXの流行でテレビなんかでもアメリカの黒人差別の問題を扱った番組なんかが数多く放送されていた。日本と言う島国で、幸いにも歴史の薄い新興住宅地で育った僕には「差別」と言うものが理解できなかった。最初は単に「物語」としての「設定」のようにしか感じられず、もちろんアメリカと言う遠い国のお話だと言うこともあり、現実味がなかった。そもそも「奴隷」と言う概念が理解できずにいた。
※あれ?途中で止まってるってことで追記
仕事してから「奴隷」の概念が理解できた気がした。きっと全然違うものなんだろうけど、いや違わないのかな?お金の奴隷に未だなってる。
とにかく、ファッションで流行ったとしたとしても知るきっかけになるのなら良いと思うのだけど、知ったからには何かしなきゃいけないなんて思っていたんだけどね。
何したら良いのかわからなかった。
で、そんな時に出会ったのがこの映画。
タイトルだけだけど、僕が目指すもののひとつになった。