幸福のヒント?

僕による僕が幸福になるための、ヒント集にするつもりだけど、だいたい愚痴、ときどき妄想、たまに詩っぽいの

人間力

人間力って言葉最近よく聞きませんか?

なんなんでしょうね?

と言うことで、Wiki先生に教えてもらうと

社会を構成し運営するとともに、自立した一人の人間として力強く生きていくための総合的な力

 だそうです。

具体的にどうこうってのも言われているんですけど、それは割愛します。

僕はこの言葉があまり好きではありません。「○○力」とかって履歴書やらエントリーシートに書く時には、別の何かの資格になったりしちゃうし、履歴書やエントリーシートが僕には「人のスペック表」に見えてしまうんです。でも実際にものを買う時ってスペック表そんなに見ますかね?もちろん買い物の種類にもよるでしょうけど。

買い物をするときに、そう、例えば「スマホを買いたい!」と思ったら、まず何を気にしますか?僕の場合は用途と値段のバランス、そしてやっぱり見た目、その次に初めてスペック比較をします。でもね、実は僕が持っているスマホiPhoneなんです。「スマホを買いたい!」と言う気持ちになったとき、僕の中には「iPhone」は含まれておらず、「iPhone」はもうそれだけでひとつのカテゴリを確立してしまっています。もしかすると多くの人がそうなんではないでしょうか?携帯ショップへ行くとiPhoneだけ別もの扱いされているように感じます。

これってAppleブランディング力なんでしょうね。Appleはパソコンでも同じでした。世の中がWindows95で沸き返るころ、Appleはそのシェアを減らし、ちょうどそのころジョブスはAppleを追われました。その後のAppleは凋落の一途をたどり、再び注目されるのはiMacを発売してからです。その特徴は外見です。

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それまでのパソコンってMACもそうでしたが、直線的なフォルムでいかにも「機械」でした。オフィスなどではそれで良いのかもしれませんが、家庭の中ではやはり少々浮く存在。それをiMacは流線型のフォルムにして家庭にあっても違和感のないパソコンに仕立て上げたのです。カラーバリエーションもひとつの特徴でしょう。多彩な色から好きな色を選ぶ。この発想は残念ながら当時の日本メーカーには無かったようです。そもそも、日本のメーカーにとってパソコンは「機械」でしかなかったからでしょう。

Appleの開発コンセプトを想像すると、機械としてではなく「生活の道具」として開発されているように感じます。だから他のメーカーのパソコンには沸かない「愛着」を持てるのではないでしょうか。そこにはスペック表には表れない魅力があると思うのです。

人間力の話に戻りますけど、本来人間力というのはそう言うスペック表に表せない力なのではないでしょうか?局所局所での勝負であれば、結局スペック勝負にならざるを得ないと思うのですが、就職とか転職とか、あるいは結婚とかってスペック勝負でいいんですかね?

選ばれる側も、選ぶ側もですけど、もっとスペック表に表れないものを大事にしてゆく必要があるんじゃないかなぁ?

 

 

な~んてコーヒー飲みながら思った。

さぁお仕事行こう。