幸福のヒント?

僕による僕が幸福になるための、ヒント集にするつもりだけど、だいたい愚痴、ときどき妄想、たまに詩っぽいの

Her heart

Her Side

「ホント女心わかってないんだから!」

いつもより低い声でそう言ってしまった。

「一緒に選ぼう」って言ってた彼の新居のカーテンを彼が勝手に買って来てたから。

一緒に住むわけじゃないから、怒ることもなかったんだけど・・・、嫌いな色でもないし柄もいいと思う。でも、なんか言いたくなることあるよね?

でも彼が言った切り返しの言葉で許すことにした。

「女心なんてわからないよ、ってか知りたくない。俺が知りたいのは君のことだけだもん」

ん~こいつ。狙って言ったのか、それともただ苦し紛れに言ったのかはわからないけど、でも許しちゃおう。淹れてくれたコーヒーも美味しかったし、私は彼のことが好きだ。運のいい奴め。でも、私以外の誰かを「知りたい」なんて思ったらただじゃおかないからね。

 

My Side

「ホント女心わかってないんだから!」

彼女はいつもより低めの声でそう言った。

これはヤバいサイン。本気で怒るときはいつもこうだ。でも、僕の言い分聞いて欲しい、今日は引っ越して4日目、鎧戸の無い窓をどうすりゃいいのさ?デザインも色も一緒に買いに行く約束したときに聞いた希望通りのものなのに・・・でも、これを言ったら逆効果、ここは、どうしよう???えぇいままよ!

「女心なんてわからないよ、ってか知りたくない。俺が知りたいのは君のことだけだもん」

ど、どうかな?あ、少し表情が緩んだかな?正解?いやまだ安心はできない。とりあえずコーヒー淹れよう。あ、大丈夫っぽい。ふぅ良かった。

時々めんどくさいって思うこともある。でも、僕はこんな彼女が大好きだ。さっきの言葉も嘘じゃない。それ、上手く伝わってるかな?

 

~End~

昔々のお話し。僕は何故かキレられた方で、その時の彼女の気持ちを想像して書いてみました。

女心はわかりません。

女性と付き合ってもあんまり喧嘩とかしないけど、喧嘩するときって大抵理由がわからないことだったりします。たぶん僕が所謂「女心」をわからないからなんでしょうね。でもきっとわかっちゃったらつまらないと思うんだよなぁ。

その点男の子は単純だよね。