彼が突然言った
「永遠って存在すると思うかい?」
私の肩を抱きながら耳元でささやくように
「え?永遠?ん~わからない・・・」
私は答えた。甘えた声になっているのが自分でもわかって少し照れくさかった。
「永遠と瞬間が同じものだって言ったら理解できる?」
彼はいつものように優しい口調で言う
「ん?なんかわかるような気もする」
と私が答えると彼は私の肩に顔をうずめるようにしながら、キスをした。
そして
「今、僕はたぶん永遠を感じているよ」
と言った。
私には彼が何をいっているのかわからなかったけど、幸せだった。
あの時のあの時間がずっと続けば良かったのに