幸福のヒント?

僕による僕が幸福になるための、ヒント集にするつもりだけど、だいたい愚痴、ときどき妄想、たまに詩っぽいの

ロボットアニメの系譜

 

実は他のブログで同じタイトルで書いたことあるんだけど、興味あったら探してみてくださいな。

 

本当はね、映画見に行きたいの。

でも一人では行きたくないの><

だから仕方なくipadでHulu

今日はこれ見た。

EMOTION the Best WXIII 機動警察パトレイバー [DVD]

EMOTION the Best WXIII 機動警察パトレイバー [DVD]

 

 やばいのこれ。

 

パトレーバーの映画なのにパトレーバー出てくるの5分くらいしかないの。

綿貫さん演じる刑事さんが主役で、お馴染みのキャラクタなんてほんのチョイしか出てない。でも、最後まで魅せる魅せる。

パトレーバーの世界観って微妙にリアルで、特に組織やら会社やらってところでね。SFに分類できるのかと言うと、社会派ドラマっぽいところもあって、ジャンルに分けるのが難しいと思う。1990年代ってやっぱ凄かったんだねぇ。話が濃い。

 

正直なところこれ子供向けじゃない。

 

ロボットアニメってさ、実はかなり大人向けのものが多いと思う。

ガンダムだって、あれかなり哲学的な話だったりするし。エヴァにいたってはさあれは哲学ベースと言ってもいいと思う。今回のパトレーバーにも感じたんだけど、作る側がさ、自分の書きたいことを表現したいことを表現するために、無理やりロボット入れてスポンサーにお金出してもらったみたいな印象を受ける。

 

アニメが子供向けに作られていた時代はもうとっくの昔に終わっていたんだね。

 

アニメーションが日本で発達したのは、漫画文化、さらには御伽草子っていう文化があったからなのかな?SFXにはお金かかるし、日本のファンタジーあるいはSF作家たちはアニメーションに活路を見出したんだろうね。いや、違うか、手塚治虫鉄腕アトムからの系譜なのかな?

アニメにおいても漫画においても、だけど世代を超えて語り継がれるものには面白さ以外の何かがある。一環した哲学というか、時代を超えられるだけの普遍性と言うか。

比較対象として適切かどうかはわからないのだけど、90年代の音楽って今は聞くに堪えないものが多い。特に小室4つ打ちモノ。小室哲也さんは好きだし、尊敬もしているし、逮捕のときにはすごく残念だったけど、彼の作った音楽は90年代でしか通用しないものだったと思う。もちろん今でも全然いけるのもあるけど、それは当時あまり流行しなかったバラード系の音楽だったりする。

 

ロボットアニメのほとんどはその作品が発表された時代よりも未来の時代を描いている。もう原型を留めていないほどに遠い未来だったり、あるいはパトレーバーやエヴァのように10年~50年くらい先の話だったり。ま、そもそもエヴァをロボットアニメと看做して良いのかって問題もあるのかもだけど、そこは専門の方にお任せしよう。

 

ガンダムは僕が生まれる前の年1978年に放映されていた。僕が見たのは何度目かの再包装だったんだろう。しかも、ゼータガンダムからだ。リアルタイムでやっていたのは前のエントリでも使った「逆襲のシャア」。ちなみに主題歌は小室哲哉さんがいたTMNガンダムを語る上で欠かせないのがシャアと言う存在。未だに根強いファンがいるし、僕も実はアムロより好きだったりする。かっこいいけど、あの人アダルトチルドレンだよね。

ガンダムのテーマはロボットが出てくる必要のないテーマだと思う。地球の環境問題や人種差別、格差の問題。ファーストガンダムの時には、人種問題というか格差問題と言うかわからないのだけど、とにかく地球連邦軍VSジオン軍の構図。ジオンと言うのがおそらくシオニズムを意識したネーミングなんだろうけど、宇宙人類の独立を狙って戦争を始めた。でも、当のジオン・ダイクンは暗殺されて、ザビ家によってジオンの名を利用されたということになっている。ん~もう既にドロドロw

ジオンダイクンが提唱したニュータイプと言う概念は人類の革新であり、政治思想というよりはどちらかと言うと啓蒙活動に近いような気がする。それを政治利用したのがザビ家だったってことなんだろう。で、地球連邦軍と戦い、結果としては地球連邦軍が勝ちます。

続くゼータガンダムは今度は地球連邦軍の内乱。

言ってしまえばエリート主義者、あるいは選民思想的な一部のエリートVS普通の人々みたいな構図に、さらにザビ家の残党が出てくるっていう複雑なお話。でも、主軸はカミーユって言う多感すぎる少年が戦争に巻き込まれてゆく中で成長してゆくお話。

ダブルゼータってのもあるんだけど、これは、まぁいいかな?強いて言えば人権問題的なものかな?強化人間とかっていう人為的に作り出したニュータイプに対する批判があったように思う。そして逆襲のシャアなんだけど、ファーストの主人公アムロとヒール?だったシャアの決着編。テーマはなんだったんだろう?シャアの主張だけ聞いていれば環境問題を訴えていたようにも思うのだけど、でもなんか結局はシャアとアムロの決着のために作られたお話っぽい。

残念ながらその後のガンダムは知らない。

純粋にロボットアニメとして見た場合、ガンダムは要するに政治的な問題や環境問題、少年の成長などを軸にしているのに対して、同じころ始まったマクロスシリーズは、兵器としての特性を前面に打ち出してますね。そして「愛」。あとは音楽かなぁ?マクロスは必ず音楽がキーになる。そしてその音楽が素晴らしい。

でもどちらも時代設定はバラバラだけど、機械が機械らしい。

時系列的に言うと、たぶん次にヒットしたロボットアニメがパトレーバーなのかな?

これは、もう完全に現実側に近いロボットアニメだよね。技術的な面でもそうだし、話のテーマも非常に人間くさい。地球環境だとか革命だとかそんな話は一切出てこない。もちろん、ゼロではないけど、テーマではない。そして、やはり機械が機械らしいよね。

で、90年代後半に入って出てくるエヴァですよ。

エヴァはあれは機械ではないでしょ?有機体なんだよね?それも時代背景を象徴していたんではないかと思う。

エヴァが10年のときを超えて映画化されたり、パトレーバーにいたってはもう20年近いんじゃない?ガンダムは相変わらず新しいシリーズ出てるみたいだけど、やっぱり原点回帰してるし、マクロスもそだね。

最近のロボットアニメってなにかあるのかな?

エウレカアクエリオン

どちらも音楽が素敵なマクロス系列ですね。テーマはそれほど重くない。

なんか僕が知らないだけで、ロボット系アニメ他にもあるんでしょうけど、大凡の分類としてはこうなんではないかと思う。

今度時間あるとき調べてみよっと。