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幸福のヒント?

僕による僕が幸福になるための、ヒント集にするつもりだけど、だいたい愚痴、ときどき妄想、たまに詩っぽいの

民主主義の終焉

トランプさんおめでとう。

そして世界の皆さん残念ながらおそらく民主主義は終わった。

 

トランプさんが嫌いかと問われれば、嫌いだと僕は答えるのだけど、じゃぁ何故嫌い嫌いかって理由を聞かれると、その答えを躊躇してしまう。

 

もちろん報道でしか僕はトランプ氏の情報を持っていないから、それ故に躊躇してしまう部分もあるのだけど、嫌いな理由が、僕自身には明確にはないからなのだ。

たぶん、そこもさ、報道されたあらゆることが事実なのかもしれないけど、僕が嫌うというトランプ氏は報道された情報から作られた僕のイメージでしかなくて、彼の実際を表すものではない。

 

だが、残念なことにトランプ氏に対する僕の好悪を抜きにして、たぶん、民主主義というものはかつてギリシャが経験したような衆愚政治に陥ったことが明らかになったのだと思う。

 

彼の主張する様々な政策が、明らかに近代的な人権思想と相反するものであることは言うまでもないだろう。

もちろん、近代的な人権思想ってのが、そもそも世の中の理屈から乖離しているのかもしれないが、少なくとも僕らが理想として、教えてもらってきた民主主義の根底にあるのは世界的な市民革命を経た後にできあがった人権主義的な考えからだったはずなんだ。でも結局民主主義っていうのが制度としては多数派尊重のパワー主義っていうね、悲しい現実はあったのだけど、これまではそれが何重にもオブラートに包まれていたから、僕らはきっといつかは本来的な民主主義ってのを目にすることを期待していたんだと思う。

たぶんだけどさ、究極的な民主主義って社会主義になるんだと思うんだ。

日本社会がそうであるように、暗黙の、平等と中庸と平均の意図された取り違えのロジックで誰も幸福ではなく、だれも不幸でもない世界。

その点で言えば僕らが教えてもらった、教科書的な民主主義には常に敗者が存在して、要するに社会主義に比べたら専制的な存在が見えづらいってだけで、決してすべての民の願いが叶う仕組みではない。より多くの人の願いが叶うための仕組み。

そして今回トランプ氏が勝利したことにより、この民主主義と呼ばれていたのが単にパワーゲームであることが明白になるのだと思う。

 

これまで多分僕らが本来的な民主主義と言って信じてきたものは、巧妙にカムフラージュされた社会主義の繭のようなものだったのだと思う。要するに人間がある程度同一の価値感を持って、ともに生活できる環境を人間全体で保障し合うみたいなね。

でも人間は厄介なもので、その思想はおおよそ相対的で、他人よりも少しでも恵まれていたいと願う貪欲な生き物だった。それ故に哲人皇帝のような存在なしには人間社会は常に他者との競争にさらされる。

かつては哲人皇帝のような絶対的な価値観や力というものを、宗教が担っていたものの、人間の相対的な思想癖は絶対的な価値観よりも、より分かり易い相対的な価値観に終始するようになってしまった。

で、最終的にはトランプ氏の当選なのだと思う。

相対的に小難しことを考える層はトランプ氏を支持しない。

でもそんなことよりも日々生きてゆく幸せを求める層、つまりは相対的な世界に住み、虐げられている人々の選択がトランプ氏だったのだと思う。

結局、頭の良い人が作り出した格差の問題が、結果として、頭のあまりよくない大統領を生み、頭の良い人達の考えたプランを大きく踏み外させたのだと思う。彼が作った八方美人なパワーゲームのルールは一回りして彼らの首を絞めてしまったのではないだろうか?

 

結果として、僕らが教わってきた民主主義というものはおそらく終わるのだ。

大統領となるトランプ氏のキメ台詞が民主主義に叫ばれる

 

You are fired!