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幸福のヒント?

僕による僕が幸福になるための、ヒント集にするつもりだけど、だいたい愚痴、ときどき妄想、たまに詩っぽいの

選別される”救われる者”

考えたこと

 ず~んと心に来たので応援の想いを込めて書かせてもらいます。

kentaroupeace.hatenablog.com

自己責任論。

「すべてのシングルマザーの子供が殺されるわけではない。つまり、この犯人の特殊事情によりこの犯罪は起きた。従って彼女の自己責任である。」

実に納得できます。うん疑いようがないほどに、納得できる理屈です。僕の知り合いにも何人かシングルマザーがいますが、彼女たちは精一杯子供を愛して、子供のために頑張っています。そんな彼女たちが子供を殺すなんてあり得ないと思います。

しかし、シングルマザーが生き辛いこともまた確かなはずです。

そしてそれも「シングルマザーの道を選んだのはその人の選択。自己責任でしょ」と言うのもその通りかもしれません。

僕の知り合いのシングルマザーは、みんな綺麗な人です。若いです。そして、ちょっと派手な印象を与えてしまいます。女性としての魅力に富んでいて、それこそ夜の世界にでも行けば、そこいらのサラリーマン、少なくとも僕なんかよりよっぽど稼げそうな人たちです。惚れっぽい僕は惚れてしまうような魅力的な人です。

それ故に、「自分で遊んだツケなんだから、自分でしっかり対応しろよ」なんていう人がいるそうです。

 

僕はここに問題があるように思えるのです。

シングルマザーに対するイメージ。それが問題なのだと思うのです。

 

僕の知っているシングルマザーには「綺麗」で「若い」人が「多い」だけです。大変失礼ではありますが、そうではない人だっています。

現在、日本の離婚率は高くなってきており、子供がいる場合、そのほとんどが母親が育てているようです。僕の仕事においても、それは割合的に統計上のデータと一致していて、子供たちの2、3割がシングルのご家庭で育っています。ただ、うちの場合は利用料が高いこともあり、シングルのご家庭のお子さんが通うケースは少ないのですが、それでも1,2割の子供がシングルのご家庭です。職務柄、僕はそのお母さんたちに会うのですが、「若く」なく「綺麗」とも言えない、いや違うな、「綺麗」にこだわれないお母さんが多くいらっしゃいます。シングルになった経緯も離婚ばかりではなく、死別である場合もあり、かつ頼る実家もないケースもありました。

生活保護を受け、子供手当てをそのまま子供の学習費に充て、修学旅行の積み立てや学校のイベント事の費用も親戚から工面したりと、大変苦労をされながら育てていらっしゃったお母さんを僕は知っています。

そんなお母さんに

「自分で選んだツケなんだから、自分でなんとかしろよ」

と言える人がいるならば、僕はその人を哀れみます。

そんなことしか言えないなんてきっとその人には余裕がまったくないはずです。

 

おそらく、ではありますが生活保護やシングルマザーを批判する人たちって、その人自身も余裕がない人なんではないでしょうか?だから、生活保護を「甘え」と言えるのでしょうし、シングルマザーになる決断を「自己責任」の言葉で片付けてしまわないと、自分の頑張りが否定されてしまう。

そして、そこまでではなくとも、役所の窓口で働いている人たちの想像力の欠如も甚だしいのだと思います。これは他のことにも言えることなんですけど、役所や公的機関で働いている方の多くは、その採用の際にそれなりの試験によって篩いにかけられた方々です。特に国家公務員ともなれば、少なくともその多くがエリートと呼ばれるような教育を受けている人が多いのではないでしょうか?

その日の食べるものに困ったことのない人が、困窮者の本当の問題点をイメージできるとは思えないのです。

そして、制度は「申請」によってのみ使われる。

その制度を知るものだけしか救われない。

知ったとしても、窓口で”相談”として片付けられてしまう。

救われるものが選別される。

 

僕自身も反省しなければならないと思いました。

僕の知るシングルマザーは「若く」て「綺麗」な人たちです。

彼女たちがシングルマザーであることを知ったのは、職場の採用プロセスだったり、いろいろなんですが、僕がそこまでの情報を得たいと思わない限り、それは知りえないことです。もしかしたら、僕が知らないだけでまだまだ多くのシングルマザーがいるのかも知れません。

僕に彼女たちを救えるものではありませんが、ただ僕の知っていることを必要としている人たちがいれば、是非知らせて行きたいと思います。

 

テーマが大きすぎてうまくまとめられませんでした><