空を見上げると
どこまでも続く雲に覆われている
ところどころ薄くなったところから
青空が透けている
湿気のせいか、空気の密度が濃く感じられ
吹く風にも気のせいだろうけど圧力を感じる
鳥たちの羽も重いのか、見上げた空にはその影がなく
声だけが聞こえてくる
ほんの少しだけ気分が重くなる
晴れた日ほど光が多くなく
雨の日ほど涼しくもない
でも、それでも必要なんだ
強すぎる日差しに乾ききってしまうこともあれば
長すぎる雨に根腐れしてしまうこともある
動けない植物は大変だ
でも人も一緒
環境からはそう簡単に動けないと思い込んでいる
だから強すぎる日差しや長すぎる雨に枯れ行くこともある
だから梅雨空はそんなときにこそ必要なのかもしれない
快適ではないけど、困りもしない
そんなときこそ自分の環境を考えるいいチャンスなのかもしれない。