読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

幸福のヒント?

僕による僕が幸福になるための、ヒント集にするつもりだけど、だいたい愚痴、ときどき妄想、たまに詩っぽいの

「魂銀行」

物語 考えたこと

「たましいぎんこう?」

彼はロックグラスを呷って、ウィスキーを口に含んでいた。

しばらく、口の中で味を確かめたのちに喉を動かし飲み込む。

そんな彼の喉仏を私は愛おしく思えた。

「そう、魂銀行。」

焼ける喉からつぶやくように彼は言った。

「仕事してるとさ、どんな仕事でも自分の魂をすり減らしちゃったりするでしょ?だからそれを預かってもらえるような感じ?」

彼の目が細くなる。この視線が暖かい。

「でも、銀行って貸出もするじゃない?魂貸し出しちゃうの?」

と私が聞くと彼は、そのままの表情で、叱られた子供のように頭を掻いて

「あ、そうだね、じゃ銀行じゃよくないかなぁ?あ、でも預入専門ってことでよくない?」

「まぁ言いたいのはさ、日常生活ですり減っちゃう魂を預けておいて、さらにそこに利子みたいに豊かさを与えてくれるって言うイメージなんだけどね・・・」

 

会話の発端は、私の何気ない一言だった。

付き合ってそれなりの期間、これまでだっていろんな恋もした。今の彼だって大好きだ。でも、どうして人は恋をしたり愛したりするのだろうかって疑問に思ってしまう。辛いことだってあるし、楽しいことばかりじゃないのに。だから何気なく、「なんで人って恋愛するんだろうね?」って聞いてみたのだった。

それに対する彼の答えが「魂銀行」。

彼はこう言った。

「自分の一番大事な部分、それを預けられる信頼関係、それが欲しいんじゃないかな?生物として雌雄が番うから恋愛って形を取ってはいるけど、結局人が恋愛に求めるものってそれだけじゃないような気がする。少なくとも僕はそうだよ?」

と。

変な人だとは思っていたけど、やっぱり変な人だった。

でも、私は彼に魂を預けていいと思った。

 

 

~End~

 

ふぅ~

昨日は久々に外で飲んできました。

帰りが遅くなっちゃって、いそいで職場へw

ふと、思ったことを対話形式のお話しにしてみました。

どんな仕事してても、きっと僕らの魂はすり減っちゃうことがある。だから、それを預けて安全に保管しておいてもらえる場所が必要なんだと思うの。それってきっと信頼できる誰かなんだと思うんです。

本当はもしかしたらすり減らない世の中があれば一番なんだろうけどね。

でも、人と人が接する限り、それは無理かなぁ?

どうでもいい情報ですが、僕には喉仏がありません・・・いや、太ってるからとかじゃなくてね、ないの><声もそんな高いわけじゃないんですけどねぇ