幸福のヒント?

僕による僕が幸福になるための、ヒント集にするつもりだけど、だいたい愚痴、ときどき妄想、たまに詩っぽいの

神奈川高校入試攻略法その1

さて、この記事をここに書くことには少々勇気がいります。

 

ま、既にこれを書いているおっさんが教育関連職であることは述べたのですが、個人特定されるのが怖いのであまりお仕事のことは語らずにおりましたが、ちょっとした出来心でこの記事を書いています。

と言う前置きしている理由は、このエントリもしかすると消すかも知れません。

別のブログ作ってそっちに集約しちゃった方がいいかもしれませんからね。

でもまぁとりあえず、書いてみます。

 

 

公立私立に関わらず内申点は大事

神奈川県内で受験を迎えるお子さんをお持ちの方が困惑するのが公立高校入試の複雑さでしょう。特に内申点の計算方法。

単純に9教科5段階評価での合計点、つまり45点満点が基本になります。

2年生の評定+3年の評定X2=135

になります。

ここで多くの生徒・保護者の方が勘違いされているのが、この評定が後期、もしくは3学期のものという点です。後期および3学期の評定は学年通じた評定になりますので、3学期だけ、もしくは後期だけ頑張っても評定があがるわけではありません。従って、高校受験は中学2年生の4月から始まっていると思ってください。

 

公立高校の受験が複雑なのはさらに学校によって重視する項目を設定できる点にあります。

神奈川県の公立高校入試は評定・学力テスト・面接の3項目の点数を1000点満点で評価します。(基本は)

つまり、こう言うことです。

内申点の満点は135点ですから、それを300点満点に換算します。

1教科100点満点のテスト5教科、500点満点。

面接を200点満点とします。

合計して1000点満点。

いわゆる、S1値と言われる数値がこれに当たります。

この数値の多寡によって、高い順に定員の80%までを合格とし、残り20%の定員は学力テスト+面接の数値の高い順に合格とします。

 

そして、それぞれの学校で配点比率が変わってくるのです。

一番オーソドックスな比率では

内申3:学力テスト5:面接2

となりますが、内申重視の場合

内申5:学力テスト3:面接2

バランス型は

内申4:学力テスト4:面接2

学力重視型は

内申2:学力テスト6:面接2

となります。

 私立高校に関しては、学校によって3教科、5教科、9教科と内申点の評価対象を変えていたり、あるいは3年生の成績のみで評価してくれたりといろいろあります。

しかし、共通して言えることは、どちらも内申点がものを言う点です。

 

内申点の上げ方

結論から言います。提出物と授業態度をしっかりとしてください。

テストでの点数ももちろん大事になりますが、テストはしっかり勉強すれば一夜漬けでもどうにかなるものです。しかし、提出物や授業態度というのは一朝一夕ではどうにもなりません。テストでいい点を取ることは確かに望ましいことではありますが、それだけを目標にしてしまうと内申点に多大な影響を及ぼすことが多々あります。

絶対評価であると言うことを理解する。

この点が中高生を子供に持つ親御さんの理解を難しくさせているかもしれません。それと言うのも、親御さんたちが学生だったころは相対評価だったからです。つまり、クラスの中に5を取れる子の数は決まっており、どんだけいい点数を取ろうとも5をもらえない子がいたのですが、今の子供たちは絶対評価によって評価されます。極論を言ってしまえば、全員が5をもらえる可能性があるのです。

絶対評価の場合、評価の基準というものも絶対的なものである必要があります。そこで多くの学校の先生は生徒たちには公開しませんが、評価テーブルを作っています。その評価テーブルの多くは、提出物の評価を点数化し、○○点以上だったら観点別評価のこの項目はAなどと決められています。従って成績に対してクレームを言うとだいたいの場合そのテーブルを見せてもらえるのですが、そのテーブルに即した評価であるとクレームもそこで沈静化せざるを得ないでしょう。逆に言えば、そのテーブルに則った戦略を立てることが内申点向上の攻略法となります。

 

と、今回はこの辺で終わりです。

最後にこれは願いです。

このページを見ているのが中学生本人であって欲しいと願っています。

親御さんでしたら、このページに書かれた知識を子供に押し付けるようなことはしないであげて欲しいです。ここに書いてゆくことは、仕組みを利用した攻略法であって、本当の学力を向上させる方法ではありませんので。