幸福のヒント?

僕による僕が幸福になるための、ヒント集にするつもりだけど、だいたい愚痴、ときどき妄想、たまに詩っぽいの

ウサギとカメに見る教訓

「ウサギとカメ」の童話ってありますよね?

あれからみなさんはどんな教訓を得るんでしょうか?

足の速いうさぎが、足の遅いカメと競争して、圧倒的な差がついたときにウサギが昼寝して負けてしまう。このお話しの構造的には「アリとキリギリス」にも通じる部分があるかと思うのですがどうでしょう?「アリとキリギリス」に関してはまた別途分析するとして今回はそれぞれの立ち位置での教訓を分析してみました。

ウサギ視点 最後まで手を抜くな

ウサギ視点で教訓を得られるとすれば、「最後まで手を抜くな」でしょう。ウサギが本来すべきことは昼寝せずに、最後まで走り続けること。つまり、既に大差をつけて勝負に勝っている状況でも、最後の最後まで全力で行けということでしょう。

最終的に勝利が明確に定義されていれば、それは比較的たやすいのかも知れません。しかし、どこまで行けばゴールなのかわからない場合、あるいは長距離走だった場合、これはなかなか難しい問題だと思います。まず、ウサギは慢心から昼寝をしたかのように言われていますが、本当にそうだったのでしょうか?ウサギの全速力がどれほどの速さかは知りませんが、動物であれば全速力で走るのには限界があります。もしウサギが全速力で相当な距離を走っていたのなら昼寝までいかなくとも、休憩は必要でしょう。その休憩が仇となってしまったのであれば、この敗北はウサギの戦略的なミスと言えるでしょう。

長距離走あるいは、ゴールが不明確な競争の場合には相対的にカメに勝っていることを目標とし、ウサギが取るべき施策はカメとの相対的な差を常に意識し、体力を温存してゆく戦略が必要なのかもしれません。

つまり、ウサギ視点で言えばゲームに勝つためにはゲームの内容やその状況に合わせた対策が必要になるというところに落ち着くのではないでしょうか。

 

カメ視点 最後の最後まであきらめちゃダメ!

このセリフを聞くと苦い顔される方いるかもしれません。ホント嫌ですよね、「だったら当たれよ」って思いますよね。ま、一部の方にしかわからないネタはさておき、要するにゲームが終わるまではわからないってのがカメ視点では教訓になるんだと思います。これもやはりゴールが決まっている時に言えることで、リンちゃんが「最後の最後まであきらめちゃダメ」って言うのをムカつく理由は「最後の最後」がわからないからなんでしょう。では、ゴールが決まっていない場合の教訓はと言うと、結局のところ、競争する前提が間違っていますから、ゴールが決まっていない場合、単純に速度だけの競争であれば勝てるはずがないのです。ただこれが、長距離という場合、ウサギが昼寝しなければならないほどの長距離だった場合、カメは戦略的に勝利を収めることができるのではないかと思います。つまり、このお話しの前提を変えるのです。即ちゲームを変える。

従来のお話しの捉え方では、カメ視点の「相手の失点を期待する」と言うのは教訓としては他力本願すぎますし、カメ視点での教訓はきっと「ゲームチェンジ」を目指せになるのではないかと思います。

 

しかし、なんでまたウサギとカメは競争したんでしょうかね。